次世代無人輸送機「カモメコプター」飛行試験スタート
かもめやとAirnamics d.o.o.は2月1日、2016年9月より共同開発を進めていた物資輸送無人航空機(コードネーム KamomeCopter:カモメコプター)が完成し、スロヴェニア国内において飛行試験を開始したことを発表した。
この無人航空機は、垂直離着陸が可能な固定翼機(VTOL型)で、小規模な離島をはじめとする狭い離着陸スペースでも運用が可能。機体内部に運搬物資を格納できる物資輸送専用機としては、世界最大クラスの機体になるとのこと。
同機は、先日スロヴェニア国内において初飛行試験を実施し、基本的な空力性能試験等を完了。2018年春以降、日本国内での実験に向けて最終調整を進めていくとしている。
●プロトタイプ主要諸元
翼長:3.85m
最大離陸重量:29kg(3kg貨物搭載時)
巡航速度:100km/h
最大速度:140km/h
最大貨物積載量:3kg
※上記数値は、機体の最終調整により変更となる場合あり。
(TEXT by 高橋佑司)
●関連リンク
・かもめや
・Airnamics d.o.o.(英語)