NEXT-SYSTEM、安価なKinect代替システム「VisionPose」開発中
NEXT-SYSTEMは、ウェブカメラとディープラーニングで人間の骨格をリアルタイムで自動で検出するシステム「VisionPose(ビジョンポーズ)」を開発中だ。できるだけ安価で使いやすいシステムを提案。3月発売を目指している。
「VisionPose」は、昨年10月に生産終了を発表したマイクロソフトのジェスチャー認識デバイス「Kinect」の代替システムとして開発をスタート。NEXT-SYSTEMが有するAIによるディープラーニングの画像認識のノウハウを活かしている。同システムを使えば、ウェブカメラだけで人間の骨格をリアルタイムで検出でき、複雑な動きにも対応する。
現在は深度を測定できるようにするため、ウェブカメラ2台を使ったステレオカメラによる方法で検討・開発中。骨格抽出できる人数にほぼ制限がないため、これが実用段階になれば、簡易的かつ安価に、Kinectの代替かそれ以上のシステムが形になることになりそうだ。
インターフェースはKinectSDKに近いものになる予定で、現在Kinectを使っている開発者であれば、スムーズに移行できるかもしれない。
実際に価格がどの程度になるかは現状では不明だが、さまざまな分野でxRが浸透してきた今、Kinectに代わる簡易的なモーションキャプチャーシステムの需要は法人・個人問わず高まっているはずだ。NEXT-SYSTEMの公式Twitterでは、開発状況などの最新情報を順次発信しているほか、これまでの「VisionPose」の開発の流れを追えるTwitterモーメントも公開している。興味がある人はぜひチェックしてみてほしい。
●関連リンク
・NEXT-SYSTEM 公式Twitter
・【Twitterまとめ】WEBカメラとDeepLearningで骨格検出することができるシステム『VisionPose』(Twitterモーメント)
・NEXT-SYSTEM ウェブサイト