「音にさわれる」VRコンテンツ CM制作の太陽企画が開発
CM制作を中核とした映像プロダクションの太陽企画は、立体音響システムを用いたVRコンテンツ「さわれる音」を、VR制作会社ダズルと共同開発。
アメリカ・テキサス州オースティンで3月9日から18日(現地時間)まで開催している「SXSW2018」で発表した。
「さわれる音」は、手のジェスチャーによってコンピューターの操作ができる入力機器「Leap motion」で手を認識し、触れると音が出る様々な色/形をした音のオブジェクトを自由に動かすことができるHTC VIVE用VRコンテンツ。
オブジェクトにより音が違うため、音を重ねることで直感的に音楽をつくる感覚を楽しむことができる。
同コンテンツは、Googleが空間オーディオ開発のためにリリースしたソフトウェア開発キット「Resonance Audio」を使用することで、部屋の残響や音の指向性、音がモノに遮られる感覚をなどを感じられ、よりリアルな空間サウンドを表現している。
同社では、「さわれる音」を楽譜のない自由な楽器として楽しむことはもちろん、カスタマイズしていくことでリハビリテーションやトレーニングコンテンツ、さらにはVRを拡張させた空間演出などに展開/応用していくことを考えているとのことである。
(TEXT by 高橋佑司)