Vuzix、現場作業者向けスマートグラス「AR100」の量産を開始
スマートグラス等の開発を行っているVuzix Corporationは3月13日、Windowsベースのスマートグラス「AR100」の量産を開始したことを発表した。
「AR100」は、解像度640×360のディスプレイやカメラ、マイク、スピーカーなどを搭載した小型/軽量なデバイス。現場での作業を行う技術者向けの製品として開発を行っている。
ハンズフリーで装着し利用できるため、手順書や作業マニュアルを手に持つこと無く小型ディスプレイで閲覧可能。
カメラ機能では、撮影者の視点から見た視覚情報を撮影できる約500万画素のカメラを利用可能。音声通話用のマイク/スピーカーも搭載している。
「AR100」では、専用の遠隔支援アプリケーション「Vision DE Suite」を利用でき、画面共有やSkype for Businessによる音声通話で、現場作業者に対して遠隔からバックアップを行える。
また、OSはWindows 10を採用しており、他のPCと同様の社内ネットワークの接続設定や、セキュリティルールを適用することも可能としている。
同製品は、AR100本体と装着用フレーム、専用リモコン(DE100)などの付属品をパッケージした「インテリジェントビューア AR100キット」として提供を行う。専用のキャリングケースにより、持ち運びも安全に行うことができるとのこと。
同製品は、4月13日に東京赤坂にて開催する「第10回ビュージックスディベロッパーカンファレンス」にて体験できる予定となっている。入場は無料だが、参加にはホームページからの事前予約が必要となる。
●製品概要
モデル名:AR100
価格:オープン
ディスプレイ方式:アクティブマトリックスLCD
ディスプレイ解像度:640×360
画角:16.7°
色再現性:24bitカラー(約1677万色)
操作:4ボタン、タッチパッド(2指ジェスチャーサポート)
インターフェース:USB Type-C×1
環境条件:温度5℃~35℃
カメラ:有効画素数 約500万画素(オートフォーカス対応)
ライト:LEDライト
カメラLED:プライバシーインジケータ赤色LED
サウンド:スピーカー、ノイズキャンセリング機能付きマイク
センサー:近接センサー、照度センサー
外形寸法:約幅61×奥行き149×高さ21mm(突起部除く)
質量:約48g
●専用アプリケーション「Vision DE Suite」概要
・対応ハードウェア:
フロントエンド(作業者側) DE100、AR100
バックエンド(支援者側) ―
・動作OS:
フロントエンド(作業者側) Windows 10 Pro 64ビット
バックエンド(支援者側) Windows 10 IoT Enterprise(2016 LTSB) Windows 10 Pro 64ビット
・画面解像度
フロントエンド(作業者側) ―
バックエンド(支援者側) 1366×768ドット以上
・Skype for Businessクライアントバージョン
フロントエンド(作業者側) Skype for Business Basic
・その他
Skype for Business Online
・主な機能
ライブ映像配信(作業者→支援者)、静止画送受信機能、音声通話機能、静止画アノテーション機能(支援者→作業者)、テキストメッセージ機能(支援者→作業者)
録画機能(JPEG形式・MP4形式)、ビューア機能(JPEG形式・PDF形式・MP4形式)、Wi-Fi設定、輝度変更、ライトON/OFF
●第10回ビュージックスディベロッパーカンファレンス
日時:4月13日(金)10:00-17:00 (9:45入場開始)
参加費:入場無料
主 催:Vuzix Corporation 東京支店
会 場:Days 赤坂見附 3F、4F会議室
住所: 〒107-0052 東京都港区赤坂3-9-1 紀陽ビル
赤坂見附駅 A出口すぐ
3F 各社デモ展示会場、受付
4F セミナー会場
(TEXT by 高橋佑司)
●関連リンク
・製品ページ
・Vuzix Corporation
・第10回ビュージックスディベロッパーカンファレンス