UE4が「Magic Leap One:クリエイターエディション」のサポートを開始
エピック・ゲームズは3月21日、Unreal Engine4(UE4)が、AR分野のスタートアップである米Magic Leapの「Magic Leap One:クリエイターエディション」に対応することを発表した。
「Magic Leap One」は、一般的なヘッドマウントディスプレイより小型の、ゴーグル型のARデバイス。コンパクトなサイズの外付けコンピュータと接続し、コントローラーでARのCGを操作できる。
Magic Leapは、昨年12月に同製品の開発者向け製品を発表しており、今月20日には同製品の開発用のツール「Lumin SDK」を公開。(関連記事)
それに伴いエピック・ゲームズは、Magic Leap Oneハードウェアの開発サポートと合わせ、UE4のドキュメント、Magic Leap Oneの機能を紹介するためのサンプルプロジェクト、Lumin SDKを使ってコンテンツを作成するためのカスタムのUnreal Editorなど一連のリソースを公開した。
これらのリソースは、プレビュードキュメンテーションから利用が可能。カスタムのツールセットは、エピック・ゲームズ ランチャーの「Unreal Engine」タブから入手できる。または、GitHub のアンリアルエディタのソースからビルドも可能。
なお、Magic Leap Oneのフルサポートは、今夏リリース予定のUnreal Engine4.20で搭載するとのこと。
UE4に備わることになるMagic Leap Oneのためのサポート機能は以下の通り。
・ヘッドトラッキング
・アイトラッキング
・ジェスチャーおよびハンドトラッキング
・空間スキャンとメッシュ化
・立体音響
・マイク入力
・6DOFハンドコントローラ 「Totem (トーテム)」トラッキング
・VulkanとOpenGL のサポート
・Unreal Engine4によるデスクトップおよびモバイルのフォワードレンダリングパスの使用
(TEXT by 高橋佑司)
●関連リンク
・Magic Leap 公式(英語)