VR e-Sportsにも最適?SIEが提案、テレビや立体映像を使うダイナミックな鑑賞手法【GDC 2018】

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米国サンフランシスコにて19〜23日まで開催しているゲーム開発者向けイベント「GDC 2018」。1、2日目はセッション中心だったが、3日目となる21日からは各企業がブースを構えてデモを展示するEXPOがスタートして、より多くの来場者を集めて会場周辺が熱気を帯びている。

そんな会場から、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)がPlayStationブースで展示していたテックデモ「Exploring Dynamic Spectating」を紹介しよう。

 

今年のGDCではSIEのプレスカンファレンスは行われなかったが、EXPOではモスコーニセンター・ノースの入り口にあたる目立つところにブースを構え、VRではPlayStation VRの既存タイトルを展示していた。

 

そんな中で気になったのが、この鑑賞コーナー。

 

何やらPlayStation VRでプレーしている人がいるが……。

 

このプレーしている様子を、テレビを使って第三者目線で鑑賞できるという展示だ。

 

第三者目線で表示するだけなら既存のPS VRでも可能で普通なのだが、ポイントは深度センサーがテレビの上に取り付けられており、見てる側がテレビに近づけば自然と表示が拡大、離れれば縮小してくれる点だ。もちろんVRゴーグルをかぶってバーチャル空間で見る方が大迫力になるが、その装着コストは意外と高い。テレビで気軽に近い体験ができるというのは、例えばこうした展示会のデモやロケーションVRで他のお客さんの興味を引くフックになってくれるだろう。

 

もともとは簡素な空間デザインだったが……。

 

観客席をつけた空間を用意したところ、より観戦っぽい雰囲気が出たとか。

 

さらにポイントなのが、今となっては懐かしい(?)3Dメガネにも対応し、立体視できるという点。3Dメガネを使えば、さらに体験がVRに近づけられる。

 

指で見る方向を変えられる立体映像バージョンも展示していた。

 
 
(TEXT by Minoru Hirota

 
 
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