仮想キャラをさわさわできる日も近い!? VR向けグローブ「Manus」、開発キットを250ドルと発表
VRコンテンツのインパクトを高めるために、バーチャル空間で不可欠ともいえるのが手や足の再現だ。オランダのスタートアップ「Manus VR」は10日、米国サンフランシスコにて14〜18日に開催される「GDC 2016」に合わせて、VR向けグローブ型コントローラー「Manus」の新情報を公開した。
2016年の第2四半期に開発キットのプレオーダーを受け付け、第三四半期の出荷を予定している。価格は送料をのぞいて250ドル(約2万8500円)。現在、同社のサイトでは、支払いを伴わないプレオーダーの予約を受け付けている。
同製品は昨年のE3などでにも出展していたもの。9軸センサー、付属のUSBドングルを利用することで5ミリ秒以下の低遅延を実現、洗濯に対応、8時間のバッテリー駆動、触覚フィードバック——といった機能を予定している。ソフトはオープンソースで、UnityやUnreal Engine、Android、C#、 3DsMax、Mayaといったプラットフォーム向けのプラグインを含む。
GDCではBooth 536にて、パズルゲームの「Pillow’s Willow」というデモを披露する。2月に公開した動画では、HTC Viveのハンドコントローラーを手首につけて、位置トラッキングしながら操作している様子が見て取れる。開発キットには、Viveコントローラー用のリストマウントホルダーも付属するとのこと。
既存のVRコントローラーでは、Oculus Touchが「手」、PlayStation MoveやHTC Viveのコントローラーが「手に持った道具」の感覚を実現してくれるが、五指の再現+触覚となるとやっぱりグローブ型が最適かも?