パルマーも大好き「ソードアート・オンライン」の劇場版が2017年に公開 AR型の「オーグマー」登場
「ソードアート・オンライン」(SAO)といえば、川原礫氏が執筆し、全世界で累計1670万部発行した大人気小説だ。2012年にはテレビアニメ化され、そのパッケージは全世界累計で約93万本を売り上げて、さらに映像配信では海外だけで7億回再生を記録するという、日本を代表するアニメ作品のひとつになる。
そしてVRMMOを舞台としたSAOは、VR業界にも非常に馴染み深い存在だ。Oculus VRの創業者であるパルマー・ラッキー氏がコスプレをするぐらいのファンだったり、2014年のAnime ExpoでOculus VRが出展した際に目玉コンテンツとして展示したりと、切っても切り離せない作品になる(筆者が週間アスキーに寄稿した記事)。
そんなSAOの新作が劇場アニメとして2017年に公開されるというニュースが飛び出した。その名も「劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-」で、川原氏による書き下ろしのオリジナルストーリーになる。
今回はAR(拡張現実)型の新端末「オーグマー」が登場し、次なる舞台「オーディナル・スケール」がキリトたちを待ちうける。このオーグマーのデザインや設定画などの新情報は、米国ワシントン州シアトルで現地時間3月25〜27日に開催される「Sakura-Con 2016」にて解禁予定だ。ちなみに川原礫氏、 キャラクターデザイン原案・abec氏も本イベントに登壇予定とのこと。
abec氏による主人公・キリトとヒロイン・アスナが新衣装をまとったービジュアルも公開された。
このビジュアルを使った限定特典付前売券が、3月26、27日に東京ビッグサイトにて開催される「AnimeJapan 2016」内の東2ホールに出展するアニプレックスブースにて販売される。価格は1500円(当日一般は1800円、数量限定でなくなり次第販売を終了)。限定特典としてabec氏描き下ろしのキービジュアルB2ポスターがもらえる。
●スタッフ
原作・脚本:川原 礫(電撃文庫 刊)
監督:伊藤智彦
キャラクターデザイン原案:abec
キャラクターデザイン:足立慎吾
音楽:梶浦由記
制作:A-1 Pictures
配給:アニプレックス
製作:SAO MOVIE Project
●キャスト
キリト:松岡禎丞
アスナ:戸松遥
●作品のキーワード
「オーグマー」
小型のヘッドホンのような外見の次世代ウェアラブル・マルチデバイス。 そのコンパクト性はVRマシン「アミュスフィア」をはるかに凌駕する。 フルダイブ機能の代わりに、 AR機能を最大限に広げた。 覚醒状態の人間に視覚・聴覚・触覚情報を送り込むことが可能で、 フィットネスや健康管理をゲーム感覚で楽しんでいるユーザーも増えている。
「オーディナル・スケール」
オーグマー専用ARMMO RPG。 最新技術を用いた次世代的ゲームとして話題となり、 発売と同時に世間を席巻した。 現実世界をフィールドとして、 各所に出現するアイテムの蒐集、 モンスター討伐などを経てプレイヤーの「ランク」を上げていく。 「オーディナル・スケール(OS)」の特徴はこのランキング・システムで、 全てのプレイヤーのステータスは、 基数(カーディナル数)ではなく序数(オーディナル数)であるランクナンバーによって決定される。 ゆえに、 ランク上位のプレイヤーには圧倒的な力が与えられ、 ソロのPvPにおいては、 ランクの順位が勝敗の大きな要因となる。
(C)2016 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/SAO MOVIE Project
(TEXT by Minoru Hirota)
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