動画投稿も生放送もしない 「非実在VTuber」水先ナビとは?
今や群雄割拠ともいえるバーチャルYouTuber界隈では、各VTuberたちによって日々新たな企画が模索され、彼らの活動の幅もより大きな広がりを見せている。
そんな中、先日活動を開始した”非実在型”VTuber「水先ナビ(Misaki Navi)」ちゃんをご存じだろうか。今回の記事では、「VTuber」という存在の新たな形とも言える彼女について、紹介していきたい。
初めまして、迷子さん。”非実在型”バーチャルYouTuberの「水先ナビ」です!
これから皆さんと一緒に、色んな所へいけたらいいな!https://t.co/fQgw8Yv7Uk#Vtuberはじめました#VVtuberはじめました#水先ナビ pic.twitter.com/0id0tJtqrj— 水先ナビ (@MisakiNavi_VVT) May 19, 2018
水先ナビちゃんは、YouTubeチャンネル「水先ナビ Misaki Navi」で活動を行っているVTuber。現在の動画投稿数は0本。今後も同チャンネルにて動画投稿や生配信を行う予定はない。
「どういうこと?」と思われるだろう。実は彼女は、お絵かき講座などの活動を行っているVTuber「最果ての魔王ディープブリザード」様により生み出された、視聴者参加型の創作プロジェクトのためのキャラクターなのである。
みなさんがつぶやく事でバーチャルYouTuberの水先ナビは存在を証明できる様になります。
「──こんにちは、迷子さん。今日はどこにお連れしましょうか?どこだって水先ナビにお任せください!」二次創作の利用規約などに関しては公式チャンネルの概要をご覧ください。https://t.co/zOddOglnrH
— 水先ナビ (@MisakiNavi_VVT) May 19, 2018
上記の通り、水先ナビちゃんは実際にYouTubeで活動を行うことはないが、「活動している」というロールプレイのもと、「ナビちゃんのあの動画面白かった!」「生配信のここが可愛かった!」というようにファンがSNSなどで発信することで存在が確立していくというバーチャル(仮想の)VTuber。
イメージ的には「SCP財団」のような共同創作プロジェクトに近いが、彼女の場合、「YouTubeでこんな活動をする」というロールプレイの種となる話題の提供や、SNSで発信された情報に対し反応するというように、双方向性のあるプロジェクトとしての運用を目指しているとのこと。
例えば、「〇月〇日の〇時より、生放送を行います!」という告知をTwitterで行ったり、ロールプレイでのツイートにレスポンスを返したりといったものである。
また、ファンアート等、水先ナビちゃんに関する二次創作活動も想定しており、利用規約に違反しなければ、基本的に個人での二次創作(イラスト、3D、動画、同人誌、グッズ等)も許可している。
詳しい利用規約に関しては、彼女のYouTubeチャンネル概要欄を参照。
【迷子の皆様へのご案内】水先ナビフォロワー1000人&チャンネル登録者数500人突破記念非実在生放送「水先ナビはじめてのご案内!」を本日5月22日の夜8時より1時間の予定で開催します!迷子の皆様をちゃんとご案内できるのか?!
「水先ナビ、一生懸命頑張ります!」#水先ナビ#なびなま pic.twitter.com/HEOmDR0zmF— 水先ナビ (@MisakiNavi_VVT) May 22, 2018
これまでにない、独自の発想から生まれたこの「水先ナビ」ちゃんという存在。彼女がどんなキャラクターとなっていくのかは、「迷子さん」と呼ばれるファンの想像力にかかっている。
彼女は5月22日の20時より、初生放送である「水先ナビはじめてのご案内!」を予定しているとのことで、迷子さんたちはそちらにも注目だ。
生放送用のハッシュタグ「#なびなま」や、ファンアート用ハッシュタグ「#なびあーと」も用意されているので、ぜひ心の目で見た生放送の感想などをツイートしてみてはどうだろうか。
●関連リンク
・水先ナビ YouTube
・水先ナビ Twitter