VRの会場で大人数と映像を鑑賞する「Oculus Venues」 Oculus Go/Gear VR向けに開始

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米OculusはOculus Go/Gear VR専用アプリ「Oculus Venues」を現地時間5月30日からサービス開始したことを発表した。

Oculus VenuesはOculus Go/Gear VRで作ったアバターを通して、会場で放映される配信映像を大人数で視聴することができる無料サービスだ(Venuesはフランス語で「会場」の意)。180度の映像を見ながら周囲の人の交流を図ることができるのが特徴で、OculusアカウントをFacebookと連携させることで友人や共通の関心事のある人とすぐにつながることができる。

今後配信されるライブ映像としてはコンサート、スポーツ、コメディ、映画など様々なジャンルのものが予定されている。また、VRソーシャルライブとして快適に機能するためにブロックや通報といった機能も搭載しており、多人数との共同鑑賞だけではなく一人でも映像を鑑賞することもできる。


 

いくつかの注意すべき点としては、一つ目に「上映される映像はすべてライブ配信なので指定の時間以外の鑑賞はできない」ことがある。5月31日時点ではOculusより6月から7月までのスケジュールが発表されており、6月中は2日に1回、7月と8月は3日に1回のペースで配信が行われる。

また、配信時刻は基本的に太平洋標準時(サマータイムは日本と比べてマイナス16時間)基準の午後7時から午後8時となっているので、日本から配信に参加できる時間帯は午前11時から12時になる。

日本在住で平日の昼の時間を空けられない場合は米国の金・土曜夜の配信を日本の休日の昼に参加するのがおすすめだ。6月中に日本から参加しやすい配信としてはは太平洋標準時の6月9日、15日、25日を狙ってみるとよいだろう。より詳細なスケジュールはOculus公式Blogの記事を参照してほしい。


 

また、注意するべき二つ目の点として、先述の通り「Facebookアカウントとの連携がほぼ必須である」という点だ。

Oculus Storeでは5月31日時点で「Facebookと連携しないと使いものにならない」「Facebookアカウントと強制的に連携させようとしてくる」としてユーザーの評価がかなり荒れているのだが、ソーシャル機能を前面に押し出しているOculus Veunesを使う場合はそれはそういうものとして認識して利用してほしい。

また、Oculusのスマートフォンアプリ側のプライバシー設定でユーザーの本名を他人に公開するかどうかを設定できるので、本名公開が気になる人はそちらの設定も忘れないようにしたい。

 
 
(TEXT by ぱソんこ
 
 
●関連リンク
Oculus Venues(Oculus Store)
Bring the Stadium Experience Home: Oculus Venues Now Available on Oculus Go and Gear VR(Oculus Blog)

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