コロプラがエイティングを買収 VRゲーム開発の強化を狙う
コロプラは30日、エイティングに対して完全子会社化を意図したTOB(株式公開買い付け)を行うことを発表した。同社はOculus Riftローンチタイトルとして2つのゲームをリリースしている。さらに360度動画の配信を行うための360Channel、そしてVR分野への投資を進めるため総額60億円相当のColopl VR Fundを運用している。一方、エイティングは「なないろランガールズ」「激突!ブレイク学園」などのスマートフォン向けゲームアプリの開発・運用運営を行うマザーズ上場のゲーム開発会社だ。
コロプラは今回の買収について、3点のメリットを説明している。
1.開発リソースの増強、事業拡大
2.コスト削減による効率化
3.財務基盤の強化
特に1について、コロプラはVR事業を主力事業に育てるために取り組む上で今回の買収でエイティングの持つ技術・ノウハウを得てVR事業への積極的な推進を狙うようだ。
一回目のTOBは3月31日から行われ、354万6200株(下限)を1株あたり309円で取得。二回目のTOBの期間は5月19日から6月29日で、1株あたり758円で買い付けを行うとのこと。
●関連リンク
・公開買付けの開始に関するおしらせ(コロプラ)
・公開買付けに関する意思表明のおしらせ(エイティング)
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・エイティング