6年越し、ファン待望の単独ライブに感涙! VR ZONE・デレマス「new generations」を先行体験

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東京新宿区歌舞伎町にあるVRエンターテインメント施設「VR ZONE SHINJUKU」は、7月13日から10月31日まで「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS」(略してデレマス)に登場するユニット「new generations」の公演を実施する。その公演スタートに先駆けて4日、本番と同様のステージを通しで行う「ゲネプロ」が公募で集められた一般客を招待して行われた。ここではその模様をレポートする。

なお、本公演は来場した観客が振るコンサートライトの色や声援によって楽曲やトーク内容が変化する「コールアンドレスポンス」の要素を取り入れている「CG STAR LIVE」の第二弾となる。第一弾は今年2月から実施し、1.5万人を動員した「IDOLiSH7 PRISM NIGHT」だ。また、VR ZONEでの公演といっても、ゴーグルをつけるわけではなく普通にステージで見る形式になる。

 

▲VR ZONE SHINJUKU。

 

主役となる「new generations」とは?

「new generations」は、2011年よりサービスを開始したアイドル育成ゲーム「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS」に登場する、島村卯月(CV 大橋彩香)、渋谷凛(CV 福原綾香)、本田未央(CV 原紗友里)というアイドル3人のユニット。

デレマスはゲームを始める際に「キュート」「クール」「パッション」の3タイプからひとつの属性を選ぶのだが、そこで選んだ属性のいちばん最初に登場するのがこの3人だ。つまりサービス開始とともに生まれた娘たちの中でもっとも早く出会うことができる娘たちなのだ。実際このユニットの登場は2012年と古く、約6年越しに実現した初のワンマンライブということになるため、ファンにとってはとても感慨深い公演でもある。

さらに言うと、実際の声優たちが行っているライブでも、この3人が揃ってステージに登場することはなかなかレアなため、この「Brilliant Party!」でいつでも3人が揃ったライブを堪能できる(しかも新曲まである)のはお得感がある。

ちなみに2015年から配信しているスマホ用リズムゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」でも最初にプロデュースするのはこの3人だ。

 

▲VR ZONE外観でも3人がお出迎え。

 
 

その瞬間、3人がそこに存在した!

前置きが長くなってしまったが……実際のライブはどうだったのだろうか?

 
まず白いスクリーンに投影されたアイドルたちは、後方からライトアップされているようにみせることでステージから浮き出ているような立体感があり、遠目で見ても存在感がある。まさに本ライブのコンセプト「『会いたい』が叶う場所」だ。ライブ中は横長のステージをうまく生かし、左右に駆け回る姿を追っているだけでも楽しい。

このライブのための新衣装も見どころ満載だ。腰についた大きなリボンが印象的で、この半透明のリボンがきれいに発光し、アイドルの動きに合わせてひらひらと動くのがとてもかわいい。YouTubeにアップされているリハーサル映像でチェックできる。

 

 
▲本公演で初公開となる新曲「Stage Bye Stage」のリハーサル映像。

 
3人のMCも、まじめで一生懸命な卯月、クールな凛、元気いっぱいの未央というように、ゲームやアニメでおなじみの、イメージ通りの掛け合いを観ることができた(尊い)。つねにステージ上を動きながらこちらに問いかけたりコールをあおったりするので、実際のライブに近い臨場感も感じられた。

 

▲リボンの質感に注目!

 

プロデューサー次第で変わる展開!

このCG STAR LIVEの特徴は、コンサートライトを使った対話型のコーナーがあること。入場時に手渡されるコンサートライトは色が変えられるようになっているので、プロデューサーは都度思い思いの色にしてアピールすることで、その後のライブの展開が変わっていくのだ。

 

▲ひとりずつに配られるコンサートライト。

 
質問コーナーである「教えて!シンデレラ」では、あらかじめ用意されている5つの質問から、コンサートライトを自分が聞いてみたい質問に該当する色にし、ステージに向かってアピール。すると、いちばん多かった色(状況によっても変わるそう)の質問に答えてくれるという仕組み。

 

▲ひとりずつ登場し、会場の反応をみて答える質問を選ぶ。ほかの答えもぜひ聞いてみたい。

 
「シャッターチャンスタイム」は撮影OKタイム。ひとりずつ時間をかけて、何パターンも決めポーズをとってくれていた。なお後ろの人が撮影する際は前の人にしゃがんでもらうという仕組みもあり、皆が全身を撮影できるような配慮も優しい。このときに撮影した写真はSNSに投稿可で、Twitterでも「#VRZONE」などのハッシュタグでユーザーが撮った写真をアップしている。

ちなみに、これらのイベントタイム時も彼女たちは常におしゃべりし、動いていたし、キメで止まっていても、実際はどこかしら揺れていたりと、こういった細かい挙動がいちいちリアルだ。

 
●島村卯月

 
●渋谷凛

 
●本田未央

 

繰り返し観たいと思わせる良ステージ

以上、ざっと今回のライブの雑感をまとめてみた。詳細な流れはネタバレになってしまうため控えるが、ライブが始まってから終わるまで終始3人がすぐそこに存在し、我々プロデューサー(基本、彼女たちは我々のことをプロデューサーと認識している)に向かって歌ってくれていると感じられた内容だった。

正直、1回観ただけでは本公演の魅力を十分に堪能できたとは言いづらい。今日聞けなかった他の質問への答えや、別の展開など、何回も通いたくなる中毒性は十分にあると言える。

以下注意点として、今回のステージはフラットで、ステージ自体の高さもそこまでではない。そのため背が高くない方などは後方からは少々見づらいかもしれない。対策としてはEXチケットを手に入れて早めに入場し、いい場所をとるなどしたほうが安心だろう。決して安いチケット代ではないので、悔いの残らないよう万全を期して挑んでほしい。

 

▲ライブ終了後に登場した「new generations」3人の声優たち。左から渋谷凛役の福原綾香さん、島村卯月役の大橋彩香さん、本田未央役の原紗友里さん。「すごさをわかってもらえたら嬉しい。色んな楽しみ方をしてほしい」(福原さん)、「みんなの反応でステージがかわるので、何度でも楽しんでほしい」(原紗さん)、「プロデューサーさんたちが楽しんでいるのも見れてよかった」(大橋さん)とそれぞれコメントしていた。

 

フォトレポート

 
 
(TEXT by チタンヘッズ・上林将司

 
©BNEI/PROJECT CINDERELLA
※本公演では内容が変わる可能性があります。

 
 
●関連リンク
公式サイト
VR ZONE

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