「Kolor Eyes」のウェブ&モバイル版が「GoPro VR」に移行 撮影・編集・共有を1社で実現
米ゴープロは現地時間の18日、360度動画の共有サービス「GoPro VR」をリリースした。
ユーザーはアカウントを作成することで、PCのウェブブラウザーから360度動画をアップロードして共有可能だ。利用料は無料。閲覧時は、PCではGoogle Chromeなどのウェブブラウザーをマウスドラッグして、Android/iOSではアプリを入手して端末をさまざまな方向にかざすことで、360度映像の視界を変えられる。アプリのダウンロードはこちら(Android/iOS)。価格は無料。
モバイルアプリの機能としては、端末に保存した360度動画の再生や、GoPro VRプラットフォームを利用した360度映像のストリーミング再生などにも対応している。
そのままの画面でみるほか……
VRヘッドセットモードに切り替えることで、Google Cardboardのような二眼タイプのVRゴーグルで閲覧可能になる。
ゴープロは昨年4月、「AutoPano」や「Autopano Video」といった360度動画の編集ツールをリリースしている仏カラーを買収した(ニュース記事)。そのカラーのニュースリリースによれば、GoPro VRは同社がリリースしていた360度再生アプリ「Kolor Eyes」からの移行で、正式名称は「Kolor Eyes Hosting」とのこと。過去にKolor Eyesに投稿していた360度動画とそのアカウントは、GoPro VRにそのまま移管される。
編集部でGoogle PlayやApp Storeを確認したところ、Kolor Eyesアプリの配信は終了していたが、PC版/Mac版のKolor Eyesは現在も配布していた。なお、GoPro VRへの投稿を試してみたが、エラーが起こって共有できなかった。また、iTunes経由で以前のKolor Eyesで再生できていた360度動画をiPhone 6sのGoPro VRアプリに転送してみたが、残念ながら「MY MEDIA」に表示されなかった。
この発表でゴープロは、先に発表した360度撮影システム「Omni」、カラーが持つ360度動画の編集ツールと合わせて、360度の撮影/編集/共有の「一気通貫」を自社で実現したことになる。
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