Gugenka、VRアプリ「AvaTalk」を軸とした本人稼働不要の新規VRコミュニケーションを発表
Gugenkaは、タレント本人の稼動を必要としないタレントのコピーアバター化サービス「コピbot(こぴぼっと)」と「コピbot」に会えるOculus Go専用プラットフォーム「AvaTalk」の開発を発表した。
コピbot
バーチャルYouTuberなどのバーチャルキャラクターはキャラクターを演じる「中の人」の存在が不可欠だ。そのため、すでにリアルでの活動が忙しいタレントにとって「バーチャルで稼働するスケジュールをとることが困難」といった課題があった。
「コピbot」は、「音声合成」「音声認識」などを使用することで、上記のような課題を解決するために開発したコピーアバターだ。音声認識で文字を起こし、音声合成で決まった声色で喋ることが可能となる。また、誰でもアクターになることができるため、本人の稼働が不要となる。
「コピbot」を通して、本人と会話しているような体験ができるほか、タレント本人が「コピbot」を動かし、音声合成を使用せず直接ファンと話せる可能性もある。アニメの世界で描かれているような本人のコピーが存在する世界を具現化することで、タレント本人の稼働なしに、既存ファンとのコミュニケーションや新規IPとしての商圏を広げる。
▲「コピbot」の仕組み
AvaTalk
「AvaTalk」は、Oculus Goで複数人とコミュニケーションが取れるソーシャルVRアプリだ。AvaTalk内の様子は各配信プラットフォームへ配信可能。「コピbot」と話せる専用VRプラットフォームとして機能する。
現段階では一般公開せず、会員限定コンテンツとして展開予定。
カクルック
Gugenkaではカクカクとした「ポリゴン感」のある表現を「カクルック」と名付け、アニメ表現の3DCGとは異なる、本人そっくりなもうひとつの3DCGアバターをデザインしていく。「コピbot」のメイングラフィックデザインは、これまでに「東雲めぐ」ちゃんの小物や「がんばるぅ子」ちゃんを手掛けてきたGugenka所属の3DCGアーティストのSAEさんが担当する。
▲コピbot、AvaTalk、カクルックをわかりやすくまとめたイメージ動画
尚、「AvaTalk」は男性バーチャルアイドル専門プロダクションであるVMPでの採用が決定している。
(TEXT by 津久井箇人 a.k.a. そそそ)
●関連リンク
・AvaTalk 紹介ページ
(C)Gugenka(R)