圧倒的「特殊部隊感」の本格対戦VR FPS! PS VR「Firewall Zero Hour」ゲームレビュー

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仲間との連携が鍵。協力してミッションを遂行せよ!

次はいよいよ実際に対戦してみよう。メインメニューから「コントラクト」を選び、一番上の「パブリック」でランダムなプレイヤーとマッチングして対戦していく。

なおフレンドとプレイしたい場合は、「プライベート」を選択してチーム招待することで一緒にプレイできる。

 
●マッチング画面


▲マッチング画面の様子

 
こちらはマッチング待機画面。右側にいるのが自分が選択しているキャラクターで、味方プレイヤーがマッチングすると、左に表示される。

この画面では、使用するキャラクター(コントラクター)の変更、装備ロードアウトの変更、また、マッチングした味方プレイヤーとのボイスチャットなどが可能だ。

マップやアタッカー/ディフェンダーの割り当てはランダム。チームメンバーは、メンバーが抜けない限りは維持される。両チーム人数が揃ったあと、一定時間後に自動的に試合が開始される。

 
●試合中の画面


▲試合中のゲーム画面

 
試合が始まると、プレイヤーの画面は上のような感じだ。左腕(左利き設定なら右腕)についているリストタブレットは、試合中に様々な情報を閲覧できる重要なものである。

マップを表示したり、試合の残り時間を表示したりできるほか、味方や作戦目標の位置などをマップ上に表示したりもしてくれる。なお、リストタブレットに表示する情報は、R1ボタンで切り替えることができる。マップを拡大したりできるので、状況に応じて使い分けると効果的だ。

 
試合の流れについては、進行状況ごとに説明した方が分かりやすいので、各フェーズに分けて、詳しく説明していこう。

 
 
●ゲームスタート ~ アタッカーがファイアウォールを解除

まず序盤は、アタッカーチームは「アクセスポイント」の探索から始める。アタッカーの最終的な目標は、マップ上のどこかにあるPCをハッキングしてデータを奪うことだ。そのためにはまず、マップ上の「アクセスポイント」でPCの「ファイアウォール」を解除する必要がある。

 

▲アクセスポイントを発見すると、画面上に黄色いマークが表示され位置を教えてくれる。なおこのマークは壁を挟んでも表示される。

 
アクセスポイントは、マップ上にランダムに2つ配置される。試合がスタートした時点では、アタッカーチームにはアクセスポイントの場所は分からないが、メンバーの誰かがアクセスポイントに近づくと全員に位置が分かり、リストタブレットのマップ上にも表示される。

 

▲アクセスポイントに近づき、×ボタンを押してファイアウォールを解除する。

 
アクセスポイントのどちらかに近づいて×ボタンを押すことでファイアウォールを解除でき、ハッキングが可能になると同時に、ノートPCの位置がアタッカー全員の画面に表示され、最終目標地点が分かるようになる。

 

▲ディフェンダーのスタート画面

 
対するディフェンダーチームは、ノートPCの地点から試合がスタートする。ディフェンダーには、初めからノートPCの位置とアクセスポイント2つの位置が分かるようになっている。

ファイアウォールの解除を妨害しにいくのか、むやみに動かず敵を待つかは、その時々の作戦次第となる。例えばアタッカーがアクセスポイント探している間に、PCの周りに地雷などの罠を仕掛けるといったことも可能だ。

 
 
●ファイアウォール解除 ~ アタッカーがノートPCにたどり着くまで


▲アタッカーは、ファイアウォールを解除した後はノートPCの位置が青いマークで表示される。

 
ファイアウォールが解除された後は、アタッカーはPCに向かい、ディフェンダーはそれを迎え撃つ。ここでは必然的に撃ち合いが発生するため、お互いに勝負どころとなる。

 
敵に撃たれて体力がなくなった場合、このゲームではすぐには死亡せず、「ダウン」状態になる。ダウン状態では、一定時間内に味方に助けてもらえれば戦場に復帰できる。

 

▲ダウンしている味方の位置は、黄色く強調表示される。

 
ダウン中にさらに敵に撃たれたり、救助が間に合わなかった場合は死亡してしまうが、チームと一緒に戦えば、ダウンしても助けてもらえる確率が高い。無理な突撃や単独行動は避け、連携を取って戦うのが重要だ。

ただし、3回ダウンした場合はダウンにならずそのまま死亡状態になってしまう。またヘッドショットでとどめを刺された場合などもどうやら即死してしまうらしい。死亡した場合は復帰は不可能となる。

 
 
●PCをハッキング ~ データのダウンロード完了まで

撃ち合いでアタッカーが全滅した場合は、ディフェンダーの勝利となるが、アタッカーが防衛網を突破してPCにたどり着いた場合は、PCに「ハッキング」を行う。なお、アタッカーはディフェンダーを全滅させてもデータを奪わなければ勝利にはならないので、ハッキングは必ず行うこととなる。

 
ハッキングを開始するには、ノートPCに近づいて×ボタンを長押しする必要がある。ハッキングさえ始まってしまえば、あとは徐々にデータのダウンロードが進行していき、進行度が100%に到達するとそこでアタッカーチームの勝利という形だ。

 

▲PCの近くにとどまらなければならないアタッカーは、ディフェンダーにとっては狙いやすい。

 
ただし、ディフェンダーが生き残っている状況では、ダウンロードの進行するためにはアタッカーチームの誰かがPCの近くに留まっていないとならず、その場を離れるとダウンロードが一時停止してしまうという仕様になっている。アタッカーチームにとっては、一転して防衛戦になるというワケだ。

例えばダウンロード進行度が50%の時点でPCの近くを離れてしまうと、再びチームの誰かがPCに近づくまで50%のままになってしまうのである。データをダウンロードするため同じ場所に留まり続けると、敵に位置がばれて不利な状況になるので、アタッカーチームはここが正念場だ。

逆にディフェンダーチームは、ここが最後のチャンスとなる。PCをいじっている無防備な背中に、ズドンと一発お見舞いしてあげよう。

 
 
●やられた後も味方をサポートできる「サポートフィード」

試合の制限時間は5分だが、大体その前にどちらかが勝利条件を満たすので、試合時間は短めだ。早ければ2分程度で終わったりもする。

このゲームでは、チーム間の連携が重要となるため、ボイスチャット(VC)機能がデフォルトで実装されている。PS VRにはディスプレイ部分の下部にマイクがあるので、被ったまま喋るだけで、VCを用いて連携できる。

 
またこのゲームでは死亡したプレイヤーが、マップに設置されたいくつかのカメラから、戦場の俯瞰視点での映像を見ることができる「サポートフィード」というシステムがある。

 

▲サポートフィードの視点。十字キーでカメラの切り替えもできる。

 
この状態では、味方にVCで情報を伝えることができるので、生存している味方をオペレーターとして援護することができる。サポートフィードをうまく活用できれば、かなり強力な援護が可能だ。

ただし、お察しの通りプレイヤーの大半は英語で話すので、VCを活用するには言語の壁を超える必要がある。これに関しては、ゲームオプションをいじろうがどうにもならないので、自分で何とかするしかない。

 
なお、VCに参加するかどうかは個人の自由なので、もちろん無理に話す必要はない。ただ現状、VCを設定で切ることができないようなので、相手の声を消したり、自分のマイクを切ったりすることができなくなっている。

VCがあまり好きではない人もいるとは思うので、そういった人はあまりしゃべらないパーティーでプレイすると快適かもしれない。筆者がプレイした限りでは、話す人と話さない人が大体半々といった感じだった。

主な試合の流れとしては、以上となる。最後に、操作キャラや装備のカスタマイズ方法について紹介しよう。

 
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