不動産向けVRページが簡単に作れる!「ZENKEI 360」サービス提供開始
VRアプリおよび関連サービスの開発・販売を手掛ける全景は、主に不動産業者向けに、ウェブブラウザだけで本格的なVRプレイヤーが作成できる「ZENKEI 360」のサービス提供を開始した。簡単にパノラマVR掲載の物件詳細ページが作成できる「Zenkei Curator」をより使いやすくした新サービスだ。
不動産業において、ネット環境の普及によって顧客がダイレクトな物件情報を選ぶ時代になったが、「写真が少ない・撮影範囲がせまい」「見取り図と写真が連動していない」といった情報不足も多い。そのため、ウェブ上で物件を見ても魅力が伝わらず、契約に至らないケースは少なくない。このような問題の解決するために、「内見」などでVR活用する動きは広がりつつある。
全景は「不動産物件のバーチャル内見の価値は認めるが、VRコンテンツを作るのが難しく負担が大きい」という現場の声に着目し、パノラマVRコンテンツの作成・公開までの流れを徹底的に調査・検証。使いやすさをコンセプトに「ZENKEI 360」を開発した。
同サービスを利用することにより、アパートや住宅などの不動産物件はもちろん、飲食店、ホテル・旅館、観光施設をはじめとするさまざまな場所を、RICOH THETAなどのカメラでパノラマ撮影して専用のサイトにアップロードするだけで簡単にパノラマVRコンテンツが作成・公開できる。また、プレイヤーには以下のような機能が含まれている。
●ZENKEI 360の主な機能
・ウェブブラウザでの閲覧
・RICOH THETAで撮影した画像は、アップロード時に自動でパノラマ変換
(※THETA以外で撮影した画像も1ボタンで変換可能)
・ログイン画面からのアカウント操作(※今後追加予定)
・図面・写真素材をタグで管理
・VR空間内を歩くようにシーンチェンジができるウォークスルー機能
・Googleマップ連携機能
・空間上にメニューやアイコンを設置できる空間タグ機能
・スマホのVRゴーグルモード
・高解像度モード(マルチレゾリューション対応)
・コンバージョン機能(電話や予約の発生を計測)
・専用APIで自社のシステムと連携(※今後追加予定)
・管理画面からのプラン変更(※今後追加予定)
また、全景は6月22日から開催される「第24回 3D&バーチャルリアリティ展(IVR)」に参加する。会場で「ZENKEI 360」の体験も可能となる予定だ。
●関連リンク
・ZENKEI 360 公式サイト
・ZENKEI 360 デモコンテンツ
・第24回 3D&バーチャルリアリティ展 公式サイト