AMD Radeon RXシリーズ、全製品をE3でプレビュー公開 199米ドルから高品質VR体験を可能に
AMDは、米・ロサンゼルスで開催中の「E3 2016」にて、近日発売となる「Radeon RX」シリーズ・グラフィックス・カードの全ラインナップをプレビュー公開した。電力効率に優れた「Radeon RX 470」と、冷却性能と効率性に優れた「Radeon RX 460」は、今回新規発表となる。
「Radeon RX」シリーズ・グラフィックス・プロセッサーは、ゲーマーとゲーム開発者に対し、「低価格帯でのVR体験提供」「高品質かつリアルタイムなゲーム開発の促進」「コンソールクラスのGPUを軽量・薄型ノートPCで実現」という3つの変革をもたらす。
推奨小売価格300USドル未満のGPUでは実現不可能とされていた最先端のグラフィックスとゲーム技術を搭載。一般のPCゲーマーやVRコンシューマーに対し、最新のエンジニアリングを提供する。最低推奨小売価格199USドルからの「Radeon RX 480」は、最も手頃な価格でプレミアムなVR体験を演出するソリューションとなり、OculusやHTCで高品質なVR体験をユーザーに提供する。
また、14nm FinFETプロセス技術に最適化された「Polaris」アーキテクチャーを活用し、GPUとしては史上最小のトランジスターを採用するによって、小型・薄型チップで優れた性能と電力効率を実現。同技術への初対応や高帯域幅メモリー(HBM)の初採用に加え、低オーバーヘッドのゲーム用APIの初サポートなど、「Radeon」のイノベーションの伝統を継承し、以下をはじめとする将来に対応したメリットを備えている。
●Radeon RXシリーズ 将来に対応したメリット
・DirectX 12およびVulkanに対応
・HDMI 2.0b、DisplayPort 1.3/1.4などのサポートにより、HDRディスプレイに対応
・アクセラレーテッドH.265エンコーディングとデコーディングを備え、10ビットの4K/60FPSによるスムーズなストリーミングやレコーディングを実現
・Radeonソフトウェアにより高い性能、安定性、コントロールを提供
●関連リンク
・AMD 公式サイト