本当にCG!? バーチャルインフルエンサー「Liam Nikuro(リアム・ニクロ)」が活動開始
昨今、インスタグラムなどのSNSを中心に話題となっている「Liam Nikuro(リアム・ニクロ)」さんをご存じだろうか。知らないという人は、まず以下の投稿をご覧いただきたい。
顔立ちはもちろん、肌の質感、シミやほくろ、薄く見えるひげまで、言われなければ人の顔写真に見えるだろうこの画像。しかし、彼はCGで作られたバーチャルヒューマンなのだという。
リアム・ニクロさんは、3月28日にインスタグラムにて投稿をスタートした「バーチャルインフルエンサー」だ。インスタグラムでは、上記の投稿の他にも写真を投稿している。
彼の投稿を見た人からは、「本当にバーチャルなのか」と驚きの声もあがるほど、非常にリアルな写真の数々。リアムさんは4月3日にはTwitterでの投稿も開始しており、英語だけでなく日本語でもメッセージを発信している。
昨今、こうしたリアルな見た目のバーチャルインフルエンサーたちが、海外を中心にインスタグラム等で人気を集めている。
▲アメリカのバーチャルインフルエンサー「リル・ミケーラ」さん。インスタのフォロワー数は150万人を突破している。
▲こちらの「シュウドゥ」さんもまた、生身ではなくCGのモデルだ。
▲バーチャルインフルエンサーは海外だけでなく日本にも。こちらの「imma」さんは、日本発のバーチャルモデル。
バーチャルYouTuber(VTuber)たちの活躍が大きく注目を集め、バーチャルのアバターによるコンテンツの発信が世間に浸透してきている近年。
VTuber文化のコンテンツは、アニメやマンガなど、日本のポップカルチャーを基点にしたキャラクターたちに「“魂”が宿った」というようなイメージに感じる。言うなれば、「バーチャル世界の彼らの姿を、リアルから眺める」といったスタイルだろうか。
対して上記のバーチャルインフルエンサーたちのコンテンツのスタイルは、そもそもの立ち位置としてリアル世界を前提とし、「リアルをバーチャル技術で拡張する」ような、方向性の異なるスタイルに見てとれる。
(文 高橋佑司/編集 花茂未来)
●関連リンク
・Liam Nikuro Instagram
・Liam Nikuro Twitter