天神子兎音様1周年ライブイベント「#神降臨 〜ポンコツ神様が１周年イベントを始めてしまったようです〜」レポート

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2019年4月27日(土)VTuberの天神子兎音様の活動1周年イベント「#神降臨 〜ポンコツ神様が１周年イベントを始めてしまったようです〜」が池袋HUMAXシネマズで開催された。イベントはライブパートとトークパートに加えポンコツ信者(※子兎音様のファンの愛称)さん達を巻き込んだ第一回子兎音王決定戦が行われた。更にVTuberのいるはーとちゃん、ときのそらちゃん、響木アオちゃんがゲストとして参加し、子兎音様の晴れ舞台を盛り上げた。

デビューして1年

天神子兎音様がVTuberとしてデビューしたのは2018年4月27日。エンターテイメントの神様を目指す彼女は「うぃぃぃぃぃ」の口癖と噛みまくるまさに「噛み様」の愛称で多くのポンコツ信者たちに親しまれ、歌・ラジオ・ゲーム実況など精力的な活動をこれまで行ってきた。以前インタビューで音楽に対しての思いを聞いた時「自分が上手く表現できないものってあるじゃないですか？そこはまだ未熟だからそれが完璧にできるようになるまでは、やらないって自分の中でありますね。」と語っており、音楽にかけるこだわりは非常に強い。ニコニコ文化を愛しているということもあって、選曲は200万再生を超えた「ロキ」の歌ってみたなどボカロの名曲が多く、流行りだけではない今の自分が表現できる曲をこれまで歌ってきている。

そしてVTuber業界全体の応援ソングという思いが込められた初のオリジナル楽曲「フーアーユーなんて言わないで」は、今やYouTubeで100万再生を超える人気曲となっている。曲自体のキャッチーさも魅力なのだが、VTuberという文化を広めていきたいという子兎音様の思いが込められたメッセージ性こそがこの曲の真骨頂ではないだろうか。

エンターテイメントの神様としての躍進

物販の様子

会場には「#神降臨」の物販が展開されており、信者たちの長蛇の列ができていた。「I AM GOD」Tシャツを着た信者たちが会場には溢れており、この日を心待ちにしていた興奮が伝わってきた。

会場ではグッズ以外にもコラボドリンクの「神社エール」が販売されていた。子兎音様の髪飾りをイメージしたさくらマシュマロが添えられており、ドリンクを注文するとランダムでオリジナルステッカーがプレゼントされていた。

そして19時半過ぎに天神子兎音様の1周年イベント「#神降臨 〜ポンコツ神様が１周年イベントを始めてしまったようです〜」がついに開演した。実は開演前に子兎音様の声だけのアナウンスがあり、開演して登場した際には「さっきぶり～」と話を展開していた。

会場では紫のペンライトが彩っており、子兎音様も「なんだか深海って感じするね」と紫一色の会場に感動している様子だった。

今回ゲストであるいるはーとちゃん、響木アオちゃん、ときのそらちゃんが登場した。登場時に子兎音様がそれぞれものまねして一緒に挨拶するなど子兎音様らしい絡みを披露。そして最後に登場したいるはーとちゃんは開幕から「にくみーと」といじられまくって登場した。

全員がステージに登場すると神官からの手紙を読み上げ1周年イベントの内容が発表された。子兎音様のこれまでの活動を振り返る「子兎音年表」、そして全10問の4択クイズで誰が1番子兎音様を知り尽くしているかを競う「子兎音王決定戦」の発表に歓声が起きた。そして「子兎音王決定戦」に全問正解した信者は「ポンコツ信者さん認定証」が贈呈されると発表。ちなみに子兎音様は10問正解すると神官から叙々苑ランチ無料券が贈呈されることが分かり会場全体が熱気に包まれた。

ポンコツ信者さん認定証

叙々苑が発表された後にアオちゃんの「自分のことは自分が1番知ってるからさ！」に対して「知らん！知らん！」て即答してたのが面白かった。

子兎音年表

そして始まった「子兎音年表」。大きな出来事はみんなで何の日か当てていこうという流れで子兎音様のこれまでの1年を振り返りながらその時の裏話なども少し聞けたりして1周年らしい企画だった。

いるはーと：「2018年4月27日は何の日でしょう～？」

会場：「・・・」

子兎音様：「何しに来たんだよ」

違うんだ。ポンコツ信者たちはシャイなんだ。リアイベで声を上げるのはそこそこ恥ずかしいことなのだ。しかしそんなことなんて関係なくガツガツツッコミをいれていく姿はさすが子兎音様だ。こんな流れもあったりして懐かしさに浸りながら子兎音様の1周年を会場全員で振り返った。正直出来事事態は覚えていても何月何日に起きたのかは意識していないとわからないものだなと感じた。それにしても「4月27日」で会場が無言になったのは笑った。

子兎音王決定戦

「子兎音王決定戦」では、SPWN DIVEというwebアプリを使ってクイズに回答していく形式で、4択クイズが計10問出題された。全問正解した信者には「ポンコツ信者さん認定証」、子兎音様には「叙々苑ランチ無料券」が贈呈される。「ポンコツ信者さん認定証」は子兎音様に対する1つの愛の証明になるわけだから、ファンとしてはやはり欲しいものだ。僕は参加しなかったが、心の中で全問正解してやろうと息巻いていた。

クイズの内容は、簡単なものと難しいものの差が激しすぎるのと、正直最初っから子兎音様に叙々苑贈呈する気なかったんじゃないかと思うぐらい難しかった。しかも子兎音様は3問目で間違えてしまい、「この問題考えた神官ちょっと後で来い」と悶絶していた。そして、最終的に全問正解者0人という結果になってしまったが、1番正解数が多かった信者に認定証が贈呈された。上の認定証の写真見てもらえばわかると思うがかなりの枚数用意されてあった、、、神官さん、無理だよ、難しすぎる。

最&高のライブパート

子兎音王決定戦の後は、お待ちかねのライブパート。1曲目は鈴木このみさんの「This game」を披露。力強く高低差が激しい曲なのだが、個人的にはこういう楽曲こそが子兎音様の真骨頂だと思っている。普段は少しのほほんとした感じなのだが、歌になるとガラッと雰囲気が変わる、この日常と歌のギャップは子兎音様の魅力だ。This gameを歌い終えると「今日は自分の歌ってみたの中でちょっと思い出深かったりすっごい大好きだなって思う曲を詰め込みました」と1年間様々な曲を歌ってきた子兎音様が選ぶ最高のセトリの発表に会場は湧いた。

「みんなまだまだ声とか出せますか？」と2曲目「敗北の少年」が披露された。僕は子兎音様のカバーの中でもトップクラスに「敗北の少年」が好きなのだが、こぶしの効いた力強いサビがめちゃくちゃカッコいいのと、動画の白ワンピがたまらなく好きで正直曲始まった瞬間ちょっと浮いた。プレス席で思わず立ちそうになったのに、観客席のみんなよくジャンプせずにいられるなと興奮しつつもちゃんとルールを守っているのに感心した。でも何人かは5ミリぐらい浮いてた。

2曲を歌い終え突然の新衣装発表。正直あまりにも可愛いすぎてというか、センスの良さに唖然としてしまった。

そしてオリジナル楽曲第2弾の発表も行われた。しかも楽曲を手がけるのはニコニコ動画などで数々の名曲を生み出しているkemuとして活躍した堀江晶太さんというまさに神降臨的展開に会場は盛り上がった。

その流れで最後の歌に突入。曲はもちろん「フーアーユーなんて言わないで」を披露した。もはやこの曲は子兎音様の代表曲でもあるし、VTuber全体の代表曲の1つと言っても過言ではないだろう。満員の会場で「子兎音！子兎音様！」の掛け声は圧倒的で震えてしまった。

まさに神降臨だった

アンコールでは再びゲスト全員もステージに上がり子兎音様の晴れ舞台は幕を閉じた。子兎音様は最後に「これからも一緒に歩んでいっていただけるとすごく500歳嬉しいんですけどいかがですか？」と信者たちに向けて語った。神様に、一緒に歩もうと言われてしまったのだ。後ろから拝むんじゃなくて一緒に歩いてほしいと。ちょっと泣きそうになった。

叙々苑のランチ無料券はゲットできなかったが、それ以上のものを感じ取った最&高のイベントだったと思う。そして、子兎音様のライブパフォーマンスはVTuberの中でもトップクラスだと実感した。2年目はたくさんのライブやイベントで子兎音様の歌が聞けるような年になって欲しいと神様にお願いしようと思う。

新曲MVが5月24日に公開

kemuとして活躍した堀江晶太さんが作詞作曲を手がける子兎音様のオリジナル楽曲第2弾のMVが5月24日(金)20時よりYouTubeで公開されます。

（文　森山ド・ロ）

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