iPadをかざすと「極楽浄土」が見える? 新潟県・極楽寺で「極楽浄土AR」が体験可能に
新潟県小千谷市にある極楽寺は、6月よりiPadを使ったARコンテンツ「極楽浄土AR」の体験提供を始めた。
iPadを空間にかざすことで空間が認識され、普段は近づいたり触れたりできない阿弥陀如来像など、本堂にあるモチーフが墨絵タッチのCGとして出現してそのストーリーを学べる。さらに住職との会話を促す仕掛けも含まれている。事前に極楽寺に連絡することで体験が可能だ。場所は新潟県小千谷市平成2-5-7。連絡先はこちら。
極楽寺は400年の歴史を持つ浄土真宗本願寺派のお寺で、今回のARコンテンツは19代目住職の麻田弘潤氏が監修した。2004年の新潟県中越地震を経てお寺の在り方を模索していく中、本質に立ち返って法事に注目し、iPadを新たな仏具として定義して「見える法話」を提供するアイデアが生まれたという。
技術開発はビービーメディア、クリエイティブディレクションは菊地あかねさん、墨絵はアーティストの谷村紀明氏、iPadケースのデザインはプロダクトデザイナーの大村卓氏、ケース制作は鈴木直人氏がそれぞれ担当した。
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・極楽浄土AR