俺がバットマンだ! VRのために再集結した開発元が放つ「バットマン:アーカム」デモがアツい
6月14〜16日に米国ロサンゼルスで実施したゲームの祭典「E3 2016」。そのイベントに合わせて13日に実施したソニー・インタラクティブエンタテインメントのプレスカンファレンスでは、「バットマン:アーカムVR」が発表された際にその場にいた多くの業界関係者からの歓迎の拍手が鳴り止まなかった。大きな理由は開発スタジオが「バットマン:アーカム」三部作を手がけたワーナーブラザース傘下の「RockSteady」スタジオが手掛けているからだ(関連記事)。
本来は「バットマン:アーカムナイト」(2015年7月発売のPS4ゲーム。現在DLCを含めた廉価版が発売中)でシリーズは終了と宣言していたので、それを撤回してまでVRゲーム化する、という点でもゲームファン注目を集めている。そんな期待のタイトルを試遊することができたので、プレイインプレッションをお届けしたい。
なお、本作は体験者以外には内容を見せない方針で、ソーシャルスクリーンも表示されなかった。したがって画面写真の類いはメーカー公式のものを含めて一切存在しないのであしからず。
ノンモニターのブースでプレイするとはたから見ると何をやっているかわからない状態に。
E3におけるSIEのPS VRデモは、スマホアプリから予約して指定した時間にブースに行けば体験できるという流れだ。しかし、本作が人気の高いタイトルだったせいか、2日目にはなんと予約システムにトラブルが発生。筆者の予約が強制キャンセルされた(血涙)。3日目は結果的に予約システムを使わない方針、つまり並びに切り替えた(笑)。朝イチで並んで1時間待ちでようやくプレイできたのだが………。
本バージョンでは2つのアクティビティが用意されていて、今回は「Be Batman」をプレイできた。操作は左右の手に持った「PlayStation Move モーションコントローラ」2本で行う。スタートすると、眼前にはピアノが。どうやらここはブルース・ウェインの邸宅らしい。すると横に執事のアレフレッドが現れ、バットマンの出動を促すとともにピアノの鍵を渡される。鍵を使ってピアノを開け、ピアノを弾くと、足元が動きだし、バットケイブへと誘われる。
ある程度進むとバットマンスーツを装着。ここではプロテクターになっていて、腕パーツ、脚パーツを装着し、カウルを被ると名実ともにバットマンだ!
そしてバットマンと言えば多彩なガジェット。まずはグラップルガン。ものにひっかけて移動を容易にするバットマンの潜入用ガジェットだ。もうひとつのガジェットはバットラング。非殺傷をモットーとするバットマンの中では数少ない飛び道具だ。このゲームでのバットラングでは敵を自動追尾するホーミング機能を搭載している。
この2つのガジェットを試し、いよいよバットコンピュータを持ってバットモービルでいざ出撃、というところで体験は終了した。うー、もっと先を見たかった……。ちなみにもうひとつのデモモードでは「バットマン:アーカム」シリーズではお馴染みの要素である推理部分をフィーチャーしたものを用意していた、とのことだ。
本作は日本でも2016年10月に発売が決定した。VRでしか楽しめない真のバットマン体験が楽しめる日は近い。
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