世界よ、これが日本だ! iPhone Xのアニ文字+Live2Dで「オッサンでも美少女」がまた実現
アニ文字(animoji)といえば、iPhone Xで大いに注目を集めている新機能のこと。iPhoneのフロントカメラでユーザーの顔の動きをスキャンして、その動きを豚や猿、宇宙人などのキャラクターに割り当てててメッセージで送信できるというもので、その豊かな表情が面白いです。直近ではYouTuber・フィッシャーズなどの動画で知ったという方も多いはず。
そんな話題沸騰のアニ文字を使って、顔だけ美少女キャラにすげ替えるデモを作るという猛者が現れました! やったぜ! また未来に一歩近づいた!
iPhoneX使ってLive2Dを動かしてみた。これ楽しすぎ! pic.twitter.com/RzWLiUKtQl
— のしぷ (@noshipu) November 9, 2017
なんというか……クソコラ感がスゴい!
作者は、HoloLensで天井ぶち抜きでキリンを召喚する「HoloGiraffe」や、積み木感覚でVR/ARでモデリングできる「Makebox」シリーズなどの制作で知られるViRDの「のしぷ」(@noshipu)さん。
仕組み的には、複数のイラストを組み合わせて3Dにできる「Live2D Euclid」を使っているのがユニークです(ニュース、レポート)。Live2Dといえば、過去にもPCやスマホのカメラで表情をキャプチャーできる「FaceRig」との連携で話題になったツールです。
のしぷ氏によれば、iPhone Xがリリースされたタイミングで、ソフトを作るための統合開発環境「Unity」に「ARKit Plugin」というツールが登場して、手軽にキャプチャーした表情をアプリに反映できるようになったとのこと。そこで普通の3Dモデルよりも表情豊かなパラメーターが設定可能なLive2D Euclidを使ったら楽しそうということで実装したところ、トンデモナイものが出来上がったようです。
現状、反映しているのは口の開閉と目のまばたきだけですが、今後、パラメーターを増やしていけば、より表情がリアルに近づくとのこと。のしぷさんによれば、昨日思いついたばかりでデモをつくったばかりで今後の展開はまだ深く考えていないとのことですが、数年後にはLINEのスタンプのように人気アニメキャラのアニ文字が変えて手軽に使える世界が来てるかもしれません。要注目ですぞ!