360camのGiropticが倒産 理由は「大手スマホメーカーとの契約が破綻」
5日、360度カメラを開発・販売していたフランスのGiropticが倒産したことが明らかになった。
Giropticは公式サイトにて閉鎖を発表した。閉鎖のメッセージでは、倒産の理由として「360度カメラという新しい市場では持続可能なビジネスを構築することができず、事業を拡大するために必要だった大手スマートフォンのメーカーとの契約が打ち切りになったため」としている。
Giropticは2008年から360度カメラに取り組んでおり、2014年5月にKickstarterにて360度カメラ「360cam」で3916人の支援者から141万9069ドル(当時約1.7億円)の資金を集めることに成功。2016年12月にはiPhone/iPad用360度カメラ「Giroptic IO」を発表し2017年1月から出荷、日本でも2017年7月にソフトバンクから発売されていた。Giroptic公式サイトの閉鎖メッセージの記述によれば2017年は計2万台のカメラを出荷したという。
(TEXT by ぱソんこ)
●関連記事
・360cam出荷は「2016年1月」から! その魅力をGiroptic・オリエCEOに直撃インタビュー
・「人々は360度に慣れると戻れない」 360camが目指す写真と動画の未来
・カワイイ360度カメラ「Giroptic IO」レビュー スマホですぐ撮りがめちゃくちゃ気持ちいい!!
・ソフトバンクC&S、iPhone/iPad用全天球カメラ「Giroptic IO」を販売開始
●関連リンク
・Giroptic(公式サイト)