触覚デバイスで君もシン・カイジュウになろう! JapanVR Fest. 出張版レポ(その1)【超会議】

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「ニコニコ超会議2017」の超まるなげひろばより、JapanVR Fest. 2017年 ニコニコ超会議 出張版のレポートをお届けする。なおJapanVR Fest.はVRクリエイターが中心となって設立されたNPO法人オキュフェスが開催しているイベントで、今年は3月にも開催していた(レポート記事)。

 
 

透明球をハンマーで割って脱出だ! エニグマスフィア/よむネコ

よむネコの「エニグマスフィア~透明球の謎~」は透明球をハンマーで割って部屋のトリックを解き進み、最終兵器を破壊するのが目的の、いわゆるVR脱出ゲームだ。

今回関東地区では初展示となったアーケード版が展示されているが、10分間の制限時間がつき、左手に残り時間が表示される状況でのプレイとなる。初プレイでも楽しめるようにシンプルな要素におさえられている。上下左右よく見回してスフィアを探そう。

 
 

飛んでくる歌詞をリズムよくキャッチしよう! SEIYA/ワンドブイ

ワンドブイの「SEIYA」は、曲にあわせて飛んでくる星をテンポよくあわせてキャッチするVRリズムアクションゲームだ。星をキャッチした瞬間に音やボーカルが発音されるので音ゲーとしてテンポを気にする必要があり、うまく音楽にあわせられた際には爽快感がある。

開発は継続的に行われており、いくつかのイベント会場で様々なバージョンを体験してきたが、今回筆者は「歌詞がついた星が飛んでくる」バージョンを初めてプレイした。歌詞のついた星が飛んできて、それをキャッチするとボーカルがその節を歌ってくれる。スタイリッシュな明朝体の星が飛んでくるのはシュールな光景で、不思議な感覚が楽しめる。

 
 

シン・カイジュウ/シン・ショッカソン

シン・ショッカソンブースでは触覚を用いたデモを楽しめる。ショッカソンとは、ハプティクスを扱う触覚のハッカソンのこと。ネックマウントのスマホ側ユニットを装着し、振動ユニットを仕込んだサンダルを履き、その場でステップすることで移動し、街を破壊するデモとなっている。足の裏にブチブチと建物が潰れていく感触が得られる。

 

口の開きを検出しており、口を開けると豪快に火を吹くこともできる。

 

ネックマウントのユニットは怪獣を模して背びれまでつくられており、まわりで見ている人を楽しませる工夫がなされている。

 

なお、シン・ショッカソンブースの別の展示物である触覚コップは、付近で行列の待機中の方向けに出張デモも行われていた。

 
 

モニャイの仮面/ギフトテンインダストリ

ギフトテンインダストリの「モニャイの仮面」はVRを利用した協力型のボードゲームであり、アニュビスの仮面の続編にあたる。現在発売中の製品である。

スマホを装着したヘッドマウントユニット(仮面)を被り、あたりを見回して見える情報を口頭で伝えて遺跡を組み立てていく。最終ターゲットである霊獣ラパラパはさまざまな姿をしており、ゲームクリアのためには仮面をかぶって見えた霊獣ラパラパの姿を粘度をこねて再現する必要がある。

VRゴーグルをのぞきこんで得られた情報を元に情報を組み上げていく基本ルールはアニュビスの仮面を踏襲しているが、ステージ単位は四角からヘキサに、高さの概念が追加されたVR空間をジャンプすることで移動したり、第二弾として厚みが増している印象を受けた。個人的には組み立て式の仮面がより仮面っぽくパワーアップしているのを面白く感じた。

要素は少なくないが、初心者でも情報伝達の不確実性をわかりやすく楽しめるゲームだ。多くの情報を伝えてることを心がけて、物怖じせずいっぱいしゃべってプレイしよう。

 
 
(TEXT by ようてん)

 
 
*ニコニコ超会議2017の取材まとめはこちら

 
 
●関連リンク
JapanVR Fest.
ニコニコ超会議2017

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