
誰もがスマホ一つで「なってみたかった姿」になって、手軽に配信者デビューができるVライブコミュニケーションアプリ「IRIAM」(イリアム)。
毎週、様々なイベントが開催され、多くの人気ライバーがリスナーを楽しませながら競いあっている中、IRIAM とPANORAのコラボイベントで、5月の第4回、6月の第5回と2ヵ月連続で1位という快挙を達成したのが、絶勝院てんぷさん。1位入賞者への特典であるインタビュー企画にも2ヵ月連続で登場することとなった。
前回のインタビューでは、デビュー3年目に突入した絶勝院さんのこれまでのライバー活動の思い出を中心に語ってもらった。今回は、第5回イベントのテーマである過去のさまざまな「やらかし」エピソードを中心に伺っていく。
*本インタビューは、「PANORA特集記事掲載権」イベントの1位入賞者に贈られた記事です。
配信中、3ヵ月前に開栓した水を飲んで……
──最初に、絶勝院さんの人となりをよく表している「やらかし」エピソードがあれば教えてください。
絶勝院(敬称略、以下同) ある日、配信中に喉が渇いたので、お水を飲もうと思ったのですが、いつもは用意しているお水を、この時はたまたま忘れてしまって。ふと、机の下を見たら、飲みかけのペットボトルのお水が落ちていたんです。いつ開けたものか分からないけど、「まあ、いけるっしょ!」と思って飲んだら、その30分後、急激な腹痛で配信を中断しました(笑)。その腹痛のせいで、翌日も配信をお休みしたんです。後からよく見ると、あの時に飲んだペットボトルのお水は、3ヵ月前にフタを開けたものでした。
──3ヵ月前のお水は怖いですね。配信を観ていたリスナーは、どのような反応でしたか?
絶勝院 「いつ開けたお水か分からないお水があったから、今から飲むね」と実況中継していたら、みんな「本当にやめろよ」みたいな反応で。その後、お腹が痛くなり、「ごめん、今日はもう無理だ」ってなったら、いつも多少のことでは心配してくれないみんなが、すごく心配してくれました(笑)
──絶勝院さんの部屋には、そういった飲みかけや食べかけのものがよく放置されているのですか?
絶勝院 机の下に、見たくないものがたくさんあります……。私、実家に住んでいるのですが、お腹を壊した後、お母さんが「この子はダメだ」と思ったのか、家にウォーターサーバーを設置してくれました(笑)
──優しいお母様ですね(笑)。飲み物は、配信に欠かせないものだと思いますが、その他に、配信の時の必需品はありますか?
絶勝院 配信中、Twitter(現X)のトレンドとかを見ながらお話ししたりするので、調べ物用のサブ端末のiPhoneは必需品です。メモ帳には、その日に話したいことを書いてあったりもするので、無いと困りますね。
約5ヵ月間も大好きなパチンコが禁止に
──次は、ご自身の企画に関する「やらかし」エピソードがあれば教えてください。
絶勝院 IRIAMでは、デビューから1ヵ月後に、新人ライバーの登竜門的なイベントがあって。そこで結果を残したくて、大好きなパチンコを禁止するという企画をやりました。リスナーさんからいただいたギフトによって、禁止期間が延びていくという企画で、やる前は、「1ヵ月くらいは我慢しないといけなくなるかな」と予想していたのですが、なんと3806時間、約5ヵ月間もパチンコ禁止になったんです(笑)。見積もりが甘すぎて、完全にやらかしました。
──その登竜門的イベントというのは、前回のインタビューでもお話しされていた「トップバナーチャレンジ」のことですか?
絶勝院 はい、そのイベントです!
──デビュー1ヵ月後のイベントでパチンコに関する企画をしたということは、それまでにパチンコが大好きという話もリスナーに伝えていた?
絶勝院 私、そのイベントの前に「パチンコ負け額耐久」という企画をしていて。最大で1回にいくら負けたかという話もしていたので(最初期から)本当に好きってことは、みんなに伝わっていたと思います(笑)
──デビュー当初から自分の好きなことについて話して、みんなと一緒に楽しもうというスタンスだったのですか?
絶勝院 はい。今、考えてみたら、最初は、趣味の合う人を集めるのに必死だったかもしれないです。
──ちなみに最大でいくら負けたことがあるのですか?
絶勝院 その企画をやった時は7万円ぐらいだったんです。でも、最近スロットにハマりだして……。配信で「また、めっちゃ負けた」という話はしたのですが、金額については、本当に引かれるかもしれないからと思って言えなかったんですけど……14万円、負けました(笑)
──やっちゃいましたね!
絶勝院 リスナーのみんなもこのインタビューを読んで「あの時、こんなに負けてたんだ」って驚くと思います(笑)。その時、「スロットは、もう2度と打たない!」ってリスナーさんには言っていたんですけど……。
──また、打っちゃったのですか?
絶勝院 今年の7月7日って、令和7年の7月7日だったんですよ。「777」だと思って行ったら、ちょっと勝てたんです。だから、また行っちゃうかもしれません(笑)
リスナーさん一人一人との関係は一番大切
──次は、立ち絵や衣装に関する「やらかし」があれば、教えてください。
絶勝院 私のLive2Dには色々な仕掛けがあって、IRIAM内ではかなり珍しい変身ギミックもあるんです。キーバインド(キー操作)なしで違う衣装に変身できるのですが、ギミックを発動するためのコツがあって。今はすぐに変身できるのですが、お披露目した頃は、発動までにすごく時間がかかり、リスナーさんから「まだー?」みたいな煽りを通り越して、「頑張れー! まだ待てるよー!」と応援されながらギミックと格闘しました(笑)
──ライブ2Dの他にも、配信用の素材や音などに関するこだわりはありますか?
絶勝院 パチンコで当たった時の「キュインキュイン」って効果音があるんですけど。その音を配信中に流しています。IRIAMのリスナーさんには、バッジシステムというものがあって。視聴時間やポイント数で、バッジがもらえるんです。誰かがバッジを獲得したり、1個上のランクに上がったりしたら、この音を鳴らして、みんなでお祝いしています。
──パチンコ好きな人にとっては、テンションの上がる音なのですね。
絶勝院 めちゃくちゃテンション上がります(笑)。デビューする前、勉強のために色々なライバーさんの枠を観させて頂いたら、効果音を使っている方が結構いらっしゃって。他の方があまり使ってない音で、自分らしい音と考えた時、これしかないと思いました。
──デビュー前から他のライバーさんの配信を観て、研究されたのですね。
絶勝院 めちゃくちゃしていました。この人はなぜ人気なんだろうとか、この人の枠はなぜこんなにたくさん人がいるんだろうとか、いろいろな枠を観ながら研究して。自分に落とし込むなら、何ができるだろうってすごく考えました。
──その時の研究成果から、今も活動に活かされていることはありますか?
絶勝院 IRIAMのライバーさんって、リスナーさんとの接し方で大きく二つのパターンに分かれるんだなと思いました。一つは、オーディエンスと自分という関係性の方。リスナーのみんなは観ている側で、自分は話す側の主役ですよというパターン。もう一つは、個人と個人という関係性の方。みんなをオーディエンスではなく、一緒にお話しする相手として考えるパターン。どちらのやり方も正解だと思いますが、私はリスナーさんとは、個人と個人として接するタイプです。例えば、「この前、あの人が好きだと言ってた作品、次の配信までに観て、お話ししよう」と思ったりするし、いつも来て下さるリスナーさんの誕生日には、日付けが変わる少し前に配信を始めて一緒にお祝いするんです。
──それはすごい。リスナーさんは、とても嬉しいでしょうね。
絶勝院 リスナーさん一人一人との関係は、私が一番大切にしていることです。
超可愛い路線のてんぷは1ヵ月で終わった
──配信者あるあるだと思うのですが、配信中のマイク設定ミスでの「やらかし」はありますか?
絶勝院 今年の5月にデビュー2周年を迎えたのですが、実は活動1周年を迎えるまで、配信用の機材は、スマホしか使ったことがなくて。BGMも、配信用端末とは別のサブ端末で直接、流していました。でも、事務所からAG03という定番の機材をいただいて。これを使うと、マイクにエコーがかけられたり、BGMが綺麗に聴こえたりすると言われたのですが、私、本当に機械音痴で……。リスナーさんに、機材を繋ぐところを見守っていただく配信をしたのですが、マイクのケーブルを根本から急に抜いたり、ボリュームのつまみをMAXにして始めたりと、リスナーさんの耳を大破壊した1時間になりました(笑)。その後、一応は使えるようになったのですが、やっぱり機械の操作とかは苦手なので、最近は使っていません。マネージャーさんには言えてないですが(笑)
──IRIAMでライバーを始める前の「やらかし」もあれば教えてください。
絶勝院 ライバーデビュー前に、キャラ作りで完全にやらかしました。準備期間中、自分のことを早く知ってもらいたくて、Twitterのアカウントでボイスを先行公開したんです。今とは比べ物にならないくらい可愛く作った声だったので、未だにリスナーさんたちから「あの子はどこへ行った?」といじられています(笑)
──デビュー前に色々なライバーさんを研究した結果、可愛いキャラで行こうと思っていたのですか?
絶勝院 私自身はそうでもなかったのですが、事務所のマネージャーさんたちから「てんぷさんは声が可愛いから、清純派で、ガチ恋のリスナーさんがたくさん付くようなライバーさんになれますよ!」ってすごく言われて。「じゃあ、その方向で頑張ろうかな」と思って、思いっきり可愛い声のボイスを公開しました。でも、配信を始めてみたら、その声で話すのは1時間で限界。喉から血が出るかと思いました(笑)
──それで、すぐに路線変更したわけですね。
絶勝院 はい。デビューして1ヵ月くらいで、さっきお話ししたパチンコ負け額耐久もやって、超可愛い路線のてんぷは、完全に終わりました(笑)
──前回のインタビューでは、今後の目標としてIRIAMのリアルイベント「ミライトパーティ」が今年も開催されるなら出たいと仰っていました。まだ、開催が発表されているわけではありませんが、その目標実現のために行っていることなどがあれば教えてください。
絶勝院 4ヵ月くらい前から、配信の切り抜きをTwitterで定期的に投稿しています。前回の「ミライトパーティ2024」に出演されていたライバーさんは、私もTwitterで見たことある方がすごく多かった印象があって。IRIAMさんも切り抜きに力を入れているようだし、私も少しでも多くの人に知ってもらえる機会になればと思って続けています。
──では、IRIAMのリアルイベント出演も達成し、さらに「絶勝院てんぷソロリアルイベント」が開催できることになったら、どのようなイベントにしたいかという夢を教えてください。
絶勝院 私、パチンコだけではなく、アイドルも大好きなので、いつか3Dの体になって、実際にリスナーの皆さんが目の前にいるステージでアイドルライブができたら良いなと思っています。ただ、それは、まだまだすごく遠く未来の目標。今は目の前の目標でいっぱいいっぱいなので、いつか叶えられたらいいなという感じ。私にとって、一つの最終到着目標です。
(提供:IRIAM)
