離れていても、一緒に歌えるオンライン歌唱・セッションアプリ「SyncueSong」オープンβが10/23に一般公開

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個人開発者・VTuberのドコカノうさぎさんは10月23日、オンライン歌唱・セッションアプリ「SyncueSong(シンキューソング)」のオープンβ版を一般公開した。

SyncueSong(シンキューソング)は「離れていても、いっしょに歌える」をコンセプトにした、Windows向けオンライン歌唱・セッションアプリだ。離れた相手と歌や演奏を合わせられる低遅延・高音質の音声通信に加え、歌詞の同期表示、配信・録音向けの音声タイミング補正、配信画面の作成機能を搭載。VR公演やリアル会場のライブなどでの利用実績を持ち、正式リリースまで無料で利用が可能となっている。
一人での歌の練習から、友達とのデュエット、VTuberのコラボ歌枠、バンドの練習、声劇や朗読劇の稽古まで使用することができる。

メイン画面(二人でデュエットしているシーン)

●主な特徴
①呼吸を合わせて歌える低遅延

音声はサーバーを経由せず、インターネット越しに相手へ直接届く(P2P通信)。オーディオインターフェースのASIOドライバにも対応し、パソコンの中での音の遅れも抑えている。東京近県のIPv6回線どうしでは、ネットワークの往復時間が約10ミリ秒となる接続例が確認されている。

②「歌うこと」のための機能

・歌詞の同期表示:ルームの全員が同じ歌詞の同じ位置を見ながら歌える
・BGMプレイヤー:手持ちのカラオケ音源を読み込み、プレイリストに並べて進行。キーや再生速度の変更、フェードアウトにも対応
・効果音パッド・メトロノーム:ライブや声劇の演出に、練習のテンポ取りに
・マルチトラック録音:自分の声・相手の声・BGMを別々のファイルに録音し、あとから自由にミックス可能
・マイクFx:EQ、コンプ、リミッター、リバーブ、パン、ノイズゲート、ディエッサー、エンハンサーなど搭載エフェクトも充実

③自分が聴く音と、視聴者に届ける音を分けて整える
自分の耳に返す「モニター」は演奏しやすい低遅延を重視し、OBSなどへ渡す「配信・録音」は余裕をもたせて音切れしにくく。目的の違う2つの音を別々に調整できるのが特徴。
同期補正機能「SYNC」を有効にし、リズムの基準となる人(クロックソース)を1人選ぶと、推定した遅延に応じて各音声のタイミングを自動で補正。届く声を待ち合わせて、配信・録音のタイミングを揃える。

④配信画面もいっしょに作れる「ワールド」

背景、アバターや立ち絵、画像に加え、時計やカウントダウン、サイコロやミニゲームなど20種類以上のアイテムを並べて、配信用の画面を作ることが可能。ルームのメンバーと同じ画面を見ながら同時に編集でき、作成した複数のワールドをクラウドに保存し、いつでも切り替えて使用することが可能。

⑤はじめての方にも
インストーラーと「簡単設定」ウィザードが、マイクとヘッドホンを選ぶところから案内。ゲストでも自分専用の「マイルーム」で始めることができる。Googleアカウントと連携すると、招待リンクで友達を呼んだり、自分のワールドをクラウドに保存が可能。

●2026年7月以降の主な利用実績
・劇場版くじらビート 新宿ライブ(9月23日)
映画・ライブ・トークを楽しむイベントで、VRChat内の出演者の声を新宿のリアルライブハウス会場へ、来場者の声を出演者へ届け、VRとリアル会場をつないだ。
イベントの紹介(X)

・ドコカノうさぎ9th生誕祭ライブ(10月4日)
参加者9人が全員SyncueSongを使い、VR空間(cluster)で音楽ライブを実施。歌詞をMV風に表示する機能を活用し歌唱中にリアルタイムでリリックモーション付きの歌詞を会場に表示。
配信(YouTube)

・甘野氷さん8周年記念「シンキューパーティ」(10月11日)
参加者13人が全員SyncueSongを使い、楽屋ルームで出番を待ち、順番に会場ルームへ移って甘野氷さんとデュエット。イベント後の打ち上げもアプリ内のワールド機能(2Dアバター交流機能)で行われた。
配信(YouTube)

・朗読ミュージカル「オリパンダーと七夕」(7月7日・cluster)
樹元オリエさんとききょうぱんださんによる朗読ミュージカルで、離れた場所にいる二人の歌声と朗読を会場へ届けた。
公演の詳細(FANBOX)

・朗読ミュージカル「オリパンダーと七夕」旧暦七夕公演(8月19日・VRChat)
旧暦七夕にVRChatで上演された公演でも、樹元オリエさんとききょうぱんださんの歌声と朗読を、離れた場所どうしのセッションで届けた。
公演のまとめ記事(FANBOX)
配信(YouTube)

・即興劇「筋肉声劇」(9月11日・cluster)
出演者の音声に使用。異なる機材・回線環境の出演者が参加。劇中の効果音はアプリ内の効果音パッドから再生し、PA担当者もすべてアプリ内の機能で音声調整を完結。
配信(YouTube)

・ゲーム配信「めっちゃカメレオン」(9月2日)
プレイヤーどうしのボイスチャットと配信画面に使用。ワールド機能で進行状況やゲーム中のスクリーンショットを共有し、各参加者の配信画面に表示した。音声だけではなく写真やテキストを各配信者の画面に共有してわかりやすい配信を実現。
配信のお知らせ(X)

・ジビエーズのラジオ番組「ジビラジ」
トークや歌、BGMの音声と配信画面に活用。ワールド機能でアバター、文字、画像のスライドショー、時計やカウントダウンなどを配置して番組画面を作成している。
番組の再生リスト(YouTube)

・オリエもんさんの配信
配信の音声と画面づくりに利用。声に合わせて動くアバターや画像を、ワールド機能で配信画面に配置している。
配信(YouTube)

・「あしたへすすめらじお」公開収録
生収録時のトークに利用。SyncueSong開発者もゲスト出演した。収録回はYouTubeのポッドキャストで公開されている。
公開のお知らせ(X)

・Miliaさんのオンラインボイスレッスン(7月)
オンラインで歌声をやり取りするボイスレッスンに利用。
Miliaさんによる紹介(X)


各事例は公式サイトの「活用事例」でも紹介されている。

●提供概要
・名称:SyncueSong(シンキューソング)
・種別:オンライン歌唱・音楽セッション/配信支援アプリ
・提供形態:オープンβ版
・公開日:2026年10月23日(金)
・料金:無料(正式リリースまで)
・参加人数:1ルーム上限10人(有料プランで16人・20人を準備中)
・対応OS:Windows 10/11(64bit)
・必要なもの:マイク、ヘッドホン。ASIO対応オーディオインターフェースを推奨(ASIO非対応のUSBマイク・内蔵マイクでも利用可)
・回線:有線LANを推奨
・ダウンロード:公式サイトから
・マニュアル
・公式X:@syncuesong

●関連リンク
・公式サイト