ホロライブ・ときのそら、11/7の9周年ライブ直前インタビュー 「絶対にみんなを満足させられる自信があります!」

2026年9月7日(月)に活動9周年を迎えたホロライブプロダクション。その最初のVTuberでバーチャルアイドルとなるのがときのそらさんだ。恒例となっている周年ワンマンライブ、今年の会場は、過去最大規模の収容人数を誇るぴあアリーナMMで、11月7日(土)に「9th Anniversary Party『Everyday of Light』」として昼夜2公演で開催する。

PANORAでは、毎日のように配信をしながら、ライブの準備も続けているそらさんにインタビュー。11月4日(水)にリリースされたばかりの活動9周年記念EP「CHECK !」に関する話題も含めて、初のアリーナワンマンに向けての思いを語ってもらった。

11/7ぴあアリーナMMライブ

10年目は、今までの集大成が見せられる1年に

──デビュー9周年を迎えて、すでに10年目の活動が始まっている今の心境を教えてください。

そら 自分の中では、もう10年目で2桁に入っているという実感は、まったくありません(笑)。ただ、すごくキリの良い数字だし、今までの集大成が見せられる1年になったらいいなという気持ちは、最近、芽生えてきています。

──9年間、本当に様々なことがあったと思いますが、「この経験があったから今まで頑張ってこられた」と思うような特別な経験や思い出はありますか?

そら いろいろとありますが、今まであまり話してなかったことで言うと、リリースイベントは、私にとっては特別な時間です。これまでに何度もやっているんですけど、ファンの人の声をすぐ目の前で聞けるのは、リリースイベント以外ではなかなかできない体験。配信をしている時もコメントや視聴者数などで、今、どのくらいの人が観てくれているのかという漠然とした実感はあるんですけど。実際に顔を見ながら聞くみんなの声は、すごくリアルで。初めてのリリースイベントでは、私を応援してくれている人が、こんなにもいっぱいいるんだっていう実感がすごく湧きました。この人たちがいるから、私はまだまだ活動していかなきゃって思ったし、自分を成長させてくれた大きな経験の一つかなと思っています。

──逆に、嬉しいことではなかったけれど、結果的にプラスになった経験などもあれば教えてください。

そら マイナスな経験だと、去年の8周年ライブ(『ときのそら 8th Anniversary Party「Starry Bl∞min’」』)の直前、コロナにかかっちゃったことですね。復帰してすぐにライブだったので、体力的になかなか戻らない状態のまま本番を迎えることになってしまって。途中でダウンしないように気をつけながらも、そんな不安な様子を見せないようにパフォーマンスすることが、めちゃくちゃ難しかったです。

そんな中、ファンのみんながめちゃくちゃ楽しそうにしてくれているのを見て、次のライブは絶対に万全の体調でステージに立って、私もファンのみんなと同じくらいのパワーで楽しみたいと思いました。それからは、ますます普段から健康に気をつけるようになったし、体調のことを考えると、普段から全力でやりすぎるのも逆に良くないと気づいたんです。無理をしすぎず、自分のペースで頑張ろうと改めて思うきっかけにもなりました。


Live Blu-ray『ときのそら 8th Anniversary Party「Starry Bl∞min’」』ダイジェスト


新メイク披露は、初めてのワンマンぐらい緊張

──そらさんは、9月7日(月)に新たなメイクをした姿を配信ライブ(「ときのそら 新メイクアップライブ-新しいお化粧!わたしのお披露目会-」)で披露されました。あの配信は、約9年の活動の中でも特にドキドキしたことの一つだったのではないかと想像しているですが。実際、どのようなお気持でしたか?

そら 新しいメイクアップを披露すること自体は初めてではなかったんですけど、本当に久々だったし、今回はメイクアップだけではなく(普段の)衣装も大きく変わるということで、最初は楽しみというよりも不安が大きかったです。披露するまでは、「ファンのみんなに受け入れてもらえるかな?」とか、「前の方が良かったっていう意見ばっかりだったらどうしよう」みたいな気持ちがすごく強かったので、本番はめちゃくちゃドキドキしたし、だからこそ失敗できないという気持ちは、いつもよりすごく強かったと思います。ここで失敗したら、私は今後ずっと(失敗をした)新メイクで活動することになるわけで。そういう意味では、初めてやったワンマンライブ(『ときのそら 1stワンマンライブ「Dream!」』)の時ぐらいの緊張感はありました。


ときのそら 新メイクアップライブ-新しいお化粧!わたしのお披露目会-

──そこまで大きな緊張感があったのですね。

そら 自分の中で、こんなに大きく変わったことはないし、みんなに「新しい私も受け入れてもらわなきゃ」っていうプレッシャーはすごく感じていました。

──私も配信を拝見していましたが、そらとも(ファンネーム)の反応は非常に良かったですね。

そら 「めちゃくちゃ可愛い」とか「新メイクもいいじゃん」みたいなコメントだらけだった時は、すごく嬉しかったです。やっぱり、自分もまだ前のメイクの方がやり慣れているし、新メイクに馴染みがないから「大人っぽくなりすぎちゃってないかな?」とかの不安があって。それに、可愛い青い衣装を着ているのが私みたいな感覚も強くて、新しいシンプルで大人っぽい衣装を着ていると、「これ私なのかな?」みたいな感覚が強かったんです。でも、みんなのコメントを見た時、初めてそれが払拭できて、新しい今の私もいいんだなって、やっと新しい自分を認められた感じがしました。

──もしかしたら、「これがときのそら」というイメージに一番固執していたのは、そらさん自身だったのでは?

そら それは、すごくあったと思います。やっぱり、ずっと長い間、可愛さを前面に出したあの青い衣装で活動してきたし、私の中では、アイドルって可愛いものだという意識があるので、そこに固執していた部分はすごく強くて。大人っぽい方向にちょっと寄るだけでも、ドキドキしますね。「大人っぽいアイドルって良いのかな?」って思っていたところはありました。

──お披露目配信の直後には、メンバー限定配信で新メイクアップでの撮影会も行っていましたが、その時は、お披露目配信のような緊張はもうなかったのでは?

そら はい。みんなの良い反応を見て緊張感もなくなっていたので、メン限では、すごくリラックスして、ふざけ倒しました(笑)


普段から自分らしさを出そうという風に変わった

──そらさんは、普段の配信やライブなど、さまざまな活動をされていますが、この9年間の活動を通して、ご自身の中でリアル会場で行うワンマンライブの立ち位置や価値の重さは、回数やキャリアを重ねる中、変化してきましたか? それとも、あまり変わっていないですか?

そら 正直、あまり変わってはいないと思っています。横浜アリーナでライブをしたいという気持ちは最初からずっとありますし、アイドルになりたいという最初の目標も変わっていないので。変わったとすれば、普段の活動に対する感覚の方がすごく変わっていると思います。

──どんな風に変わりましたか?

そら 最初の頃は、週に一度、スタジオから生配信していたこともあって、どちらかというと番組をやっている感が強かったんです。ファンのみんなに身近に感じて欲しいって気持ちも最初から変わらないので、距離は近かったと思いますが、「タレントとみんな」みたいな関係性は、どうしても拭えていなかったと思います。それが、ある時期から時代の流れや世界の情勢的なものもあり、お家で配信をするようになって。

──コロナ禍により、スタジオに大人数が集まるのが難しい時期もありましたね。

そら そうですね。それで、お家で配信するようになってから、「パーソナルな部分をいっぱい見せてくれるようになったよね」ってことは、そらとものみんなからもすごく言われました。以前は、普段の活動ではパーソナルな部分を隠していたんですよね。まあ、隠していたというよりも、週に一度、1時間しかないから、本当に大事なことしか言えなかったという感じかもしれません。みんなを楽しませることがまず大事だから、自分の話よりも企画の方をメインに考えていました。(ショート動画の)「くもはれ」(「あなたの心は…くもりのち晴れ!」)は投稿していましたが、あれもみんなへのアドバイスを言う動画で、パーソナルな私はこういうものが好きで、とかは何も喋ってなかったんです。

──ゲーム実況なども、ほとんどやっていなかったですよね。

そら はい。でも、いつでも配信ができる環境に変わって、ゲームとか歌以外のことをいっぱいやるようになった時、いつも観に来てくれているみんなが「そらちゃんは、こういうものが好きなんだね」とか「そういうこともやるんだね」みたいに私のパーソナルなところも理解してくれて。それに、新しく私を知って、観に来てくれる人がとても増えたんです。今は応援してくれているみんなの感想も、すごく多種多様になっているなと感じます。

──そらさんがいろいろな一面を見せるようになったことで、応援してくれるファンの層も広がったわけですね。

そら それに、普段の活動で自分のパーソナルの部分や自分らしさをもっと出していこうという風に変わったことで、リアルの方のワンマンライブでもさらにやりたい放題できるようになったかもしれません(笑)


アリーナは大きすぎて「怖い」って言ってました(笑)

──ぴあアリーナMMでの9周年ライブ開催は、今年1月の東京国際フォーラムでのライブ「ときのそら New Year’s Party 2026『Dreams in Motion』」で発表されました。ということは、そらさん史上最大規模の会場でのワンマンライブに向けた準備をしている中、さらに大きな会場でのライブ開催が決まったわけですが、それを知った時の率直な心境を改めて教えてください。

そら 正直、不安しかなくて、「怖い、怖い」ってずっと言ってました(笑)。聞いたのが本番の3日くらい前だったので、「キャパ、大きすぎません?」って気持ちが強かったです。

【チラ見せ枠_DAY】ときのそら New Year’s Party 2026『Dreams in Motion』

──東京国際フォーラム大ホールの最大席数が5012人で、ぴあアリーナMMの最大収容人数(立見含む)が1万2141人ですからね。しかし、そらさんがずっと目標にしている横浜アリーナは、さらに大きくて収容人数1万7000人です(笑)

そら 私は、もっとゆっくり進んでいくと思っていたんです(笑)。フォーラムの倍だから、フォーラムと同じだけの人が来てくれたとしても、(ぴあアリーナMMでは)席はガラガラ。そのことがすごく怖かったのを覚えています。

──その怖さも今は収まっていますか?

そら ありがたいことに、今、このインタビューの時点でSS席とS席がほぼ完売、A席もそれなりに売れていることが分かっていて。「誰も来てくれなかったら、どうするの?」という不安はなくなりました。
(編註:10月30日時点で、SS席とS席は完売)


──スタッフさんたちは、「そらさんのライブなら、きっとこれくらいの人が集まるはずだ」と信じて、ぴあアリーナMMでの開催を決めたはずですが、そらさん本人の自信はまだなかったのですね。

そら 「みんな、期待が大きすぎるよ!」って思っていました(笑)。でも、実際に蓋を開けたら、たくさんの人がチケットを申し込んでくれて。もちろん、スタッフさんや私が宣伝を頑張ったこともありますが、そらとものみんなが「そらちゃんのライブ、本当に良いから、みんなも行こうよ」って宣伝をめちゃくちゃしてくれて。今もしてくれているから、本当に嬉しいです。みんなの力が集まれば、こんなに大きな会場をほとんど埋めることができるんだって思いました。


──そんな大きな会場でも昼夜2公演が開催されることには、正直、驚きました。そらさんのワンマンライブは、昼夜2公演開催も多いのですが、さすがに、ぴあアリーナMMでは、1公演だけなのかなと思っていたので。

そら 最初にスタッフさんから聞いた時は、私も「ぴあアリーナは、1公演で良くないですか?」って言いました(笑)。さすがに広いですし、昼夜2公演は楽しいけれど、やっぱり体力的にはすごく大変ではあるので。でも、「1公演にしませんか?」とか言いつつも、2公演やらなきゃ、私は満足できないんだろうなって気もしていて。1公演だけだと「もう終わり?」みたいに言って、2公演やりたがるんだろうなって(笑)。それに、そらとものみんなも「今回は1公演しかないの?」ってなると思うんですよね。

活動9周年EPは、みんな大騒ぎできる曲がコンセプト

──ここからは、11月4日(水)にリリースされた活動9周年記念EPについて、伺っていきたいと思います。まず、このEP全体のコンセプトから教えてください。

そら EPを作ると決まった時、最初にどんな曲が欲しいみたいな話をするんですけど、今回は、「ライブで映える曲が欲しいです」と最初に伝えました。今までの曲もアイドルちっくに盛り上がれる曲はあるんですけど、みんなが掛け声やコールをできる曲、みんなのためのパートがある曲は、少ないと感じていて。それは自分が「可愛いものがアイドルだ」ってことに固執していたからだと思うんですけど。でも、今の私の(活動)スタイル的には、みんなと一緒に作るのがライブという感覚なので、みんながもっと声を出して、大騒ぎできる曲が欲しいなっていうのがコンセプトでした。EPを作り始めた頃には、ぴあアリーナでのライブは決まっていたので、ぴあアリーナでみんなが全力で楽しめる曲を入れたかったんです。

ときのそら『CHECK!』

──広い会場で、ファンのみんなも一緒に楽しめる曲というイメージだったのですね。

そら その結果、全部がすごくはちゃめちゃな曲になりました(笑)。


──最初に完成した曲は、どの曲ですか?

そら 「決意のソラへ」です。この曲は今年の誕生日のために作った曲で、EPのコンセプトと関係なく作った曲なので。


【オリジナル楽曲】ときのそら「決意のソラへ」【Official Music Video】

──そうでしたね。失礼しました。そのせいか、これまでのそらさんの王道に近い曲という印象です。

そら だから、「決意のソラへ」だけ、他の曲に比べるとコールが多くないんです。EPに向けて作った曲だと、同時進行だったんですけど、できたのが早かったのは「キラメキMODE! feat. 響咲リオナ」です。「キラメキMODE!」に関しては、まず、リオナちゃんとめちゃくちゃ仲がいいっていう関係性があって。あと、私の曲の中には、季節に関する曲ってあまりなくて。特に夏を感じるパワーチューンがないねという話は以前からしていて。リオナちゃんは、ラップが強い子というか、ラップも歌も上手い子なので、みんなで「ヘイヘイ」って盛り上がれる曲を2人で歌いたいなと思ってできた曲です。


ときのそら「キラメキMODE!feat. 響咲リオナ」Prod.TeddyLoid【Official Music Video】

──曲を聴いた時、リオナさんとのコンビだから生まれた曲だということをすごく感じました。

そら そうですね。ディレクターさんから「ラップも入れたい」って話があった時、ラップは苦手だから「じゃあ、ラップは全部リオナちゃんに」って言ったことをすごく覚えています(笑)。その次にできたのは、同時進行だった「スキ⇄スキ☆うろぼろす」です。

ときのそら「スキ⇄スキ☆うろぼろす」【Dance Performance Video】


──楽しく盛り上がれる曲ですが、歌唱難易度はかなり高そうですね。

そら はい。レコーディングにもめちゃくちゃ時間がかかりました。普通のメインパートだけだったら、いつもどおりに終わっていたんですけど、「好きすぎるー」とかの後ろの掛け声やコーラスがすごく多くて。そこだけで1時間以上かかったし、トータル3時間以上かかりました。今までで一番時間がかかった曲です。そのくらいたくさん自分の声が入れてあって、「ライブでは、みんながここをやるんだよ!」ってことをすごく主張している曲でもあります(笑)。


──ライブでは、一人では歌えない曲ですよね。あと、自分で自分に「好き」だと言っている歌詞が面白いです。

そら これは以前からミーティングなどでもよく話すんですけど、多分、誰よりも私が一番私のファンなんですよ。その感じを歌にしようということで、こういう曲になりました。


──普段の雑談配信を聞いていると、そこまで自己愛が強いタイプには見えないですが、「アイドルときのそら」への愛は、そのくらい強いということですね。

そら 誰よりも自分が一番自分を推しているっていう自負があります(笑)


──残りの2曲についても、コンセプトや印象などを教えてください。まずは、「マルゴトミライ」からお願いします。

そら 「マルゴトミライ」は、最初に聴いた時にはもう少しキーが高くて。最後の「乾杯」のところが出なかったので、少し下げてもらたんです。でも、このEPの中では、「決意のソラへ」に次いで、私っぽい歌だと思ったので、すごく歌いやすくもありました。それに、「目と目あわせ 乾杯!」のところとか、みんなで楽しもうぜっていう感じがすごくあるのが、とても楽しかったです。ただ、やっぱり、ラップには苦手意識があるので、最初のところは、「これで大丈夫ですか?」って何度も確認しながら録った記憶があります(笑)

ときのそら「マルゴトミライ」【Official Music Video】

──OKが出ても、自分では少し不安だったわけですね。

そら そうそう。苦手なのに、けっこうテイクは少なく終わったので、「これはラップと言えるんでしょうか?」みたいに、すごく確認しながら収録しました。そういう意味で、今回、自分的には一番挑戦的な部分がある曲だったのかなと思います。


──最後の曲、「ハイパーチャッチャカチャージ」も、すごく楽しい曲ですよね。

そら この曲は「エレクトリカル・サーフィン」と同じ方(眞塩楓さん)の曲で、雰囲気はちょっとだけ似ているなと思いつつ、「ぬーんぬーんぬんぬんぬんぬん」とか私らしいワードを歌詞にいっぱい入れてくれているのが嬉しかったです。だから、私のために作られたハイパーな曲ってイメージがすごく強くて。ライブでやった時、みんなが声を出してくれるのを一番イメージしやすかったのはこの曲でした。もちろん、「スキ⇄スキ☆うろぼろす」とかもそうなんですけど、あの曲は、コールが多すぎて、最初はみんなも戸惑うと思うんですよね。どこで言おうかなって(笑)

ときのそら「ハイパーチャッチャカチャージ」【Official Music Video】

──事前練習が必要な曲かもしれませんね。

そら でも、「ハイパーチャッチャカチャージ」って、「ナッナッナッナンテコト!!」と「ぬんぬん」以外は、入れても入れなくても良いみたいになっているので、みんなが自由に好きなところでコールをできそうな感じがあって。それもすごく良いなって思いました。それに、今、ダンスレッスンもやっていて、踊りながら歌っているんですけど、私もすごく楽しい曲なので。みんなもこの曲が一番縦乗りしやすいのかなって。「エレクトリカル・サーフィン」はライブでやった時、一気に人気になったのですが、「ハイパーチャッチャカチャージ」もそういう曲になりそうな気がします。ライブで育つ曲なんだろうなってことをすごく感じました。


──「CHECK !」の初回限定盤はCD2枚組で、「DISC2」には、「Swallow Tail」「Diva」「Dancing Reed」「はじまりは一直線」「ユメゾラ☆ファンファーレ」の「Acoustic Arrange ver.」が収録されています。この5曲は、そらさんの選曲ですか? 

そら 何曲か候補の曲があって、その中から選びました。「ケ・セラ・ソラ!」とかも候補にはあったんですけど、私の中では、アコースティックって、しっとりとしたイメージが強すぎて。アップテンポの曲をアコースティックにするイメージがなかったんです。この5曲は、自分の中でアコースティックのイメージができた曲です。


みんなに持ってきて欲しいものは、楽しむ気持ちだけ

──このインタビューの時点でライブ本番までは、あと1ヵ月を切っています。今回のライブに向けて、特に力を入れて取り組んでいることなどがあれば、教えてください。

そら 今回は生バンドでのライブになるので、バンドメンバーの皆さんの生演奏と合わせたパフォーマンスをすごく意識しています。バンドの人と一緒にタイミングを合わせて煽るために、ダンスの振りを抜いたりしている部分もけっこうありますね。


──歌だけではなく、ダンスも生バンドライブ仕様なのですね。

そら はい。もうバンドリハもやっているんですけど、これまでのライブでは、PAさんがライブっぽくアレンジしてくれたインストをマニピュレーターさんが会場でしっかり音が鳴るように調整してくれたりして、ライブ音源を作ってくれていたんです。でも、今回は、バンドの人たちが、全部その場で作ってくれるわけなので、呼吸を合わさなきゃいけないことがすごくあって。

今までは、リズムだけを聴いてれば良かったんですけど、今回は、「ここでギターが入ってくるから、ギターの人ともっと呼吸を合わせよう」みたいなこともすごく意識して練習しています。あと、まだ何かは言えないんですけど、実は今回、初挑戦するものがあるんです。自分の中では、あまり得意ではなくて、すごく苦手意識が強いものを当日に披露しなくちゃいけなくて。それの練習はめちゃくちゃ大変です(笑)。でも、バンドリハのショート動画とかも上げているんですけど、とても好評なので嬉しいし、楽しみにしていて欲しいです。


──次は、まだ秘密の苦手なものについて今話せる範囲で質問したいのですが、それは、そらさんが自分から挑戦しようと思ったのですか? それとも、スタッフさんからの提案なのですか?

そら ライブ演出の一部として、もうやることになっていて。「あ、やるんだー」みたいな(笑)。今も練習は頑張っています、本当に苦手意識が強いことなので、なんとかやらないことにならないかなって、まだ思っています(笑)


──そこまで苦手なのですね。ちなみに、そらさんが、このライブが成功したと感じられるのは、どのようなことを成し遂げた時だと思いますか?

そら ほとんどの人は「全ての席が埋まった時」って言うのかなと思うのですが、私はどんなに席が埋まってもお客さんの評価が悪かったら成功ではないと思っていて。私が成功だと思える瞬間は、会場に来てくれたみんなの表情やリアルタイムのコメント、お家に帰って読む感想などが、「楽しい」しか溢れていない時ですね。もし「良くなかった」とか「つまんなかった」ばっかりだとしたら、どれだけ多くの人が来てくれても私の中では失敗。今回は、そらともさんじゃない人もいっぱい見に来てくれるので、「そらちゃんのライブ、マジで最高だった!」って感想やコメントで埋まっていたら、成功だと思える気がします。


──では、このインタビューを読むくらい、そらさんやそらさんのライブに興味はあるけれど、まだ「9th Anniversary Party『Everyday of Light』」のチケットを購入するか迷っているという人に向けて、メッセージをお願いします。

そら まだチケットを購入してない方ということは、私のことや私の曲をあまり知らない人が多いと思うんです。でも、今回のライブは、曲を知らなくても一緒に「はい!はい!」っていっぱい言える曲が多いので、音と一緒に声をいっぱい出したい人には、すごく向いているライブです。それに、生バンドならではの音は、やっぱり会場でしか味わえないものだと思うので、音を浴びるのが好きな人には、ぜひ会場で観て欲しいなと思います。もし、「そらちゃんのことをあまり知らないから」とか(不安に)思っている人は、今回はお試しみたいな感じで、配信で観てもらえるのもとても嬉しいです。


──ライブの生の音が好きな人には、本当に刺さるライブになりそうですね。

そら はい。声を出して「うわー!」って盛り上がりたい人には、相当、刺さると思います。逆に静かに音楽を聴きたい人とか、ライブを観ること自体が初めてという人には、今回は、配信がオススメかもしれません。配信でも絶対に楽しめるライブになっていますし、皆さんの趣味や環境に合う見方で好きになってもらえたら、次のライブもまた観てもらえるのかなと思うので。ちょっとでも気になる人は、ぜひぜひ会場、もしくは配信で観てください!


──では、チケットも準備万端、ライブの開演を楽しみにしている方々へのメッセージもお願いします。

そら 会場の大きさ的に、今までずっと応援してくれている人もいれば、今回初めて来てくれる人も本当にたくさんいると思うので、遠い席のみんなにもたくさん声をかけたいです。みんなに持ってきて欲しいものは、楽しむ気持ちだけ。それだけをもって来てもらえたら、絶対にみんなを満足させられる自信があります!


──最後に、ライブ当日の2026年11月7日(土)を、そらさんにとってどんな日にしたいですか?

そら みんなと楽しめることはもちろんですけど、夢への一歩になったらいいなと思っています。横浜アリーナと同じアリーナ級の会場でライブするのは今回が初めて。私がさっき言ったライブの成功、みんなの「楽しい」っていう感想しかないライブを成し遂げられたら、横浜アリーナへの夢もさらに進むと思うので、そういう夢への一歩の日にできたらいいなと思います。

(TEXT by Daisuke Marumoto)

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