Facebook Reality Labsは現地時間2日、Oculus blogにて、一体型VRゴーグル「Oculus Quest」および「同 2」のソフトウェアアップデートを開始したことを発表した。バージョンは25。 今回のアップデートは主に2つ。VR内での「Messenger」機能の提供と「SideQuest」を経由せず開発アプリをユーザーへ届けられる「App Lab」の導入だ。
これにより、Facebookアカウントを使ってQuestやQuest 2にログインしている利用者は、ヘッドセットをつけたまま、VR空間にいないフレンドともMessengerにてチャットが可能。
「App Lab」の導入について、従来のOculus Storeは、コンテンツの質を高めて初心者でも簡単に扱えるように、審査のハードルを高く設定していた。そのため、ストア外のアプリを使うためにはサイドローディングアプリ「SideQuest」を用いPCと接続し入手する必要があった。
「App Lab」では、このサイドロードや特別な設定が不要になり、従来の高品質なストアのアプリと、少人数の開発チームから生まれたプロジェクトが両方提供される環境を実現した。
開発者は、リンクからアプリを配信したり、アクセスを厳重に管理するためにプレイヤーに直接キーを送ることができるようになる。ユーザーは、 ストアリンクをクリックして直接ダウンロードするだけで利用可能だ。
「App Lab」のクレジットはOculusストア内には掲載されないが、タイトル名を入力して検索すると「App Lab 」セクション上に表示される。ただしプロモーションに関しては、開発者自身で行う必要がある。
「SideQuest」は本日より、「App Lab」アプリのサポートを開始。「App Lab」から購入したアプリは、利用者のQuestライブラリに、Oculusストアで購入したアプリと同様に表示され、自動的にアップデートされる。
本日、「App Lab」にてリリースされたタイトルは以下の通り。
・ Ancient Dungeon Beta by ErThu
・Baby Hands by Chicken Waffle
・Crisis VRigade and Crisis VRigade 2 by Sumalab
・ Deism by Myron Software
・ Descent Alps – Demo by Sutur
・Gym Class by IRL Studios Inc
・ MarineVerse Cup by MarineVerse
・ Puzzling Places – Beta by realities.io Inc
・Spark AR Player by Facebook
・Smash Drums Demo by PotamWorks
・Zoe by apelab
（TEXT by Mitsuki Hayashi）
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