「ネットおしゃべりフェス on バレンタイン ホロスターズ」レポート 国内外の垣根を超える「会いたかった」の想いに感激

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PANORAでは2月14日、VTuberさんと1対1で話せるイベント「ネットおしゃべりフェス on バレンタイン ホロスターズ」をオンラインにて開催いたしました。

イベントの内容は、タイトル通り「ホロライブ プロダクション」の男性VTuberグループ「ホロスターズ」から9名のタレントにご出演いただき、ファンと1対1で3分間話すというもので、いわば握手会の会話版です。ご用意した6レーン3部の18枠で、ファンがドキドキしながら幸せそうに対話する状況が生まれていました。

特筆すべきは、他の回に比べて海外からの参加が非常に多かったという点です。「おしゃべりフェス」自体としてもちょうど2周年という節目で語るべき新要素が目立ったため、公式レポートとしてまとめていきましょう。


リアルの存在感と興奮をネットに再現

「おしゃべりフェス」シリーズは、バーチャルタレントの認知と新規ファン獲得を目指して、2019年2月16日に「会える! 話せる! VTuberおしゃべりフェス on バレンタイン」としてスタートしました。会場となるZepp DiverCity(Tokyo)の客席に9レーンを用意して、片側にモニターを設置。企業・個人を問わず、事務所やグループの垣根を超えて人気VTuberさんに「ご降臨」いただき、列に並んだファンと順番にトークするという流れです。

ネットでは1対nの関係、かつコメントでしか交流できないVTuberさんが自分だけを見てくれて、直接応援や感謝を伝えられる──。それは今も続くイベントのコア体験となっています。

その後もニコニコ超会議内での併催東京と大阪でのツアーを経て、昨年2月16日にはホロライブ編を実施。しかし、ちょうど新型コロナウィルスの感染拡大が問題になり、リアルでの開催が困難になってきてしまいました。

そこで1度目の緊急事態宣言後の2020年5月より、オンラインで1対1のトークを実現するために「ネットおしゃべりフェス」のテストを開始。オンライン会議ツールの「Zoom」を利用し、インターネット経由で参加者に集まってもらってタレントとお話しするという方式に変更し、実験を重ねた上で本格移行して、毎月1〜3回程度実施してきました。

 
オンライン化にあたって大切にしたのは、リアルの存在感と興奮をネットに再現するということです。

実はリアルのトーク会は、タレントとのお話しだけでなく、ファン同士の交流も楽しさのひとつだったりします。どんなこと話す? 何話した? どんなグッズ買った? 終わったら飲みに行かない? 久々に顔を合わせた知り合いはもちろん、同じ「推し」なら初めてだったり、Twitterなどでハンドルネームだけ知っている人とでもすぐに打ち解けて深く語り合えるのがいいところです。

ネットおしゃべりフェスでは、Zoomの「ブレイクアウトルーム」機能を活用して、バーチャルの部屋をいくつか用意。そのうちのひとつをファン同士が話せる「ラウンジ」として運用しています。ファンはいったんチケット受付を済ませたら、あとは運営の操作でおしゃべり部屋とラウンジを移動するため、最低限の操作で済むというのも利点です。

そんなリアルと同じ体験をオンラインで再現しつつ、どうやったらスムーズな運営ができるのか。リアルイベントを長年手掛けてきた湯会株式会社と株式会社ハイボール、VTuber配信のプロである合同会社ライブカートゥーンとともに議論を重ねて改善してきました。その先に実施したのが、2周年にあたる「ネットおしゃべりフェス on バレンタイン ホロスターズ」というわけです。


「推し」の尊さに国境なし!

今回のイベントでは、地方どころか海外からでも気軽に参加できるというオンラインのメリットが前面に出ていました。

同じ「ホロライブ プロダクション」の女性VTuberグループ「ホロライブ」は、2020年に日本を飛び出して大ブレイクして海外ファンを非常に増やしたことで知られています。その勢いは昨年9月に英語圏向けの「ホロライブEnglish」が立ち上がってから加速しており、併せてホロスターズも認知が一気に拡大しました。

国外での人気を示すように、今回のイベントでもタレントによって10〜30%程度と過去開催してきたおしゃべりフェスで一番高い海外比率を記録しました。チケット販売ページは英語に自動翻訳されますが、基本的に日本語でしか情報発信してこなかったという状況でも、「海外ニキ・ネキ」たちが「話したい!」とチケットを予約していたわけで、主催者側としてもその熱意に感銘を受けました。

そして熱量の高さが本当にスゴい。VTuber業界というと、「男性向けが中心の女性タレント」というイメージを持っている方がまだまだ多いかもしれませんが、今回、チケットの抽選販売が争奪戦になったように、男性タレントの盛り上がりも本物です。

例えば、トークデッキを事前に練るのはもちろん、手作りのグッズを披露したり、アバターをつくってきたり。会えたことへの感激で涙を流す人も少なくなく、3分のトークに懸けるファンの想いがひしひしと伝わってきました。熱意の証拠に、「しゃべフェス」「おしゃフェス」「おしゃべりフェス」でTwitterを検索すると、喜びの声や会話内容をまとめたレポートが数多く上がっています(英語のものは「shabefes」「oshafes」「oshaberifes」で読めます)。どれも幸せさが伝わってきて、自然と笑顔になれます。

*Twitterの埋め込み機能を利用して規約の範囲内で引用しておりますが、引用を外してほしい場合はお問い合わせ下さい

ラウンジにおけるファン同士の交流も過去最高の盛況ぶりでした。6レーンそれぞれのラウンジごとに数十人のファンが集まり、「いってらっしゃーい」「おかえり!どうだった……?」といったような会話を交わして自然と一体になっていました。

一部の「海外ニキ・ネキ」も日本語で話しており、ラウンジによっては日本語の会話をチャットで翻訳する動きもありました。言葉の壁を一気に越えて国際交流を生む「推し」……。改めてその存在の尊さを感じます。1〜3部のすべてのラウンジは、イベントが終了する20時前まで残していましたが、一部は終了まで多くの人が居続けて熱く感想を語っていたのが印象的でした。

とりもなおさず、ネットおしゃべりフェスはオンラインイベントとして設計しております。世の中に数あるオンラインミーティングツールとは異なり、仕組みと運用で「現場」にいる興奮を生み出すことを目指しました。今回の「ネットおしゃべりフェス on バレンタイン ホロスターズ」は、非常に多くの方に参加していただいたことで、一番いい形で成功できたと自負しています。

 
インターネットの国内普及から約20年。動画・生配信サービスの台頭から約15年。そしてVTuberムーブメントの勃興から約3年。PANORAではメディアやイベントで、技術の進化から生まれる新しい文化と、それを生み出すクリエイターや開発者をこれからも支援していきます。

タレントにとっても、自分のファンと1対1で向き合って応援してもらえるのはモチベーションにつながりますし、より強いつながりをつくるきっかけにもなります。

・複数タレントが参加するネットおしゃべりフェスへの出演
・生誕祭などの単独開催
・自社イベントとのコラボ開催
・自社オンラインイベントの制作
・グッズの制作

といったケースでタレントの価値を高めるお手伝いできます。ぜひ専用フォームからコラボをご依頼ください。

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