福岡市の紅葉八幡宮、障がい者と共同でメタバースを制作 4月から公開へ

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合同会社HLサポート

4月から専用アプリを通じて紅葉八幡宮を忠実に再現したメタバースワールドを公開

福岡市早良区にある宗教法人紅葉八幡宮が、障がい者の就労支援施設を運営している合同会社HLサポートと共同でメタバース(仮想空間)を制作し、4月から公開します。実在する紅葉八幡宮の社殿を忠実に再現し、専用アプリを通じて体験でき、美しい神社を散策しながら豆知識カードを集めることで、神社の由緒や歴史を学ぶことができ、さらに参拝や祈願、ミニゲームなど様々なアクティビティを楽しむことができ、他のプレイヤーとのコミュニケーションも可能です。

※メタバース化した紅葉八幡宮

この取り組みは、メタバースを通じて障がい者の社会的課題を克服し、また海外に日本の文化を紹介することを目指しています。

  • 障がい者の社会参加の促進

現在、障がい者の割合は人口の約8%ともいわれ、人口減少問題も含めて、社会資源を増やす必要性が高まっています。メタバースの制作に障がい者が参加することで、彼らが社会に貢献し、自己実現を果たす場を提供しています。これは障がい者の社会参加を促進する取り組みであり、彼らの能力や才能を活かすことができる機会を提供しています。障がい者の自立を支援し、経済的自立を促進する効果が期待されます。

  • 引きこもりや寝たきりなどの社会的孤立の解消

日本では社会的孤立状態の人が1600万人いると言われています。メタバースを通じて、引きこもりや寝たきりなど外出が難しい人々にも神社を立体的な体験を提供することで、彼らの社会的孤立を解消し、交流や文化体験の場を提供しています。

  • 日本文化の発信と国際交流

コロナが明けてからインバウンドの増加により、2023年には、日本の訪問者数が約2506万人に達しています。今後も円安により海外からの訪問者数の増加が見込まれるため、日本古来の文化である神社をより多くの人に知ってもらえることにつながります。日本の神社文化を海外に発信することで、日本文化の理解と興味を深める機会を提供し、海外からの訪問者数を増加させることを目指していきます。

紅葉八幡宮の宮司 平山氏は「障がい者の方々にも社会参加の場を提供するとともに、日本文化の魅力を世界に向けて発信していきたい」とコメントしています。

この取り組みは、神社文化を新たな形で広め、障がい者の社会参加を促進し、日本文化の国際交流に貢献することが期待されると思います。

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