
2月20日から劇場上映が続いていた、オリジナルアニメーション映画「超かぐや姫!」。
最初は一週間限定、上映館も一部でスタートした劇場上映は、好評につぐ好評によって上映期間が延長し、上映館も拡大。最終的に、6月18日まで上映が続き、4ヵ月にも渡るロングランとなった。
興行収入も25億円を突破しており、Netfilx限定配信のオリジナル作品としては、空前絶後とも言えるヒット作品となった。
そして、劇場上映終了日の翌日となる6月19日、「“最後のファンサだ!”卒業記念舞台挨拶」が開催。神奈川・川崎のチネチッタと、東京・立川のシネマシティで実施され、シネマシティの回はYouTube上で同時配信。その同時接続数は約4万人にのぼった。
そして、イベント内では今後の新展開も発表された。本記事にて、その様子をレポートしていく。
「長い一週間でしたねぇ」──想定外のロングランを声優&監督が振り返る
舞台挨拶に登壇したのは、かぐや役・夏吉ゆうこさん、月見ヤチヨ役・早見沙織さん、監督・山下清悟さん。

夏吉ゆうこさんは「長い一週間でしたねぇ」と、予想外のロングラン上映について触れ、多くの人に楽しんでもらったことに感謝を伝えた。
早見沙織さんも、「みなさんの歓声を聞くたびに、こみ上げるものがある」と、感慨深い気持ちを隠せない様子。「八千年待った身には一週間は短かいと思いますが!」と、茶目っ気もたっぷり。
山下監督は、関係者試写の時にも拍手があったことに触れ、関係者試写会から度重なる劇場上映延長にまで至る日々を、終わってしまうのがさみしいと触れつつ、感謝を伝えた。

配信後のエピソードについて、夏吉ゆうこさんは「THE FIRST TAKE」などで、早見沙織さんと一緒に歌えたことに触れ、一緒にスタジオで練習したというエピソードを披露。「THE FIRST TAKE」出演後には打ち上げに行ったらしく、その時を思い出す二人はかぐやとヤチヨのように仲睦まじい姿を見せてくれた。
早見沙織さんも夏吉ゆうこさんと歌えたことが思い出深かったらしく、これまでの収録の様子について楽しそうに語っていた。一方、山下監督は制作段階の様々な修正作業を思い出し、当時は一人でスタジオに残って「おれのかぐやを!」という勢いで多くの修正を重ねていたそうだ。
本編の幻のセリフが「THE FIRST TAKE」で復活!?
怒涛のニュースから紐解くエピソード
また、舞台挨拶では特別企画「出張版TSUKUYOMI NEWS」も実施した。
Netflix「今日の映画TOP10」1位獲得、一週間限定の劇場上映が期間延長・上映館拡大、「ray 超かぐや姫!Version」2000万回再生など、これまでの「超かぐや姫!」にまつわる様々なニュースを紹介。それぞれについて登壇者が当時の思い出を振り返った。
特に、当初熾烈な倍率を誇った劇場上映については、夏吉ゆうこさんも早見沙織さんも座席確保が困難で、監督に至っては劇場上映が叶わなかったそう。そして早見沙織さんは座席確保競争や、劇場観覧時の赤裸々なエピソードなども触れた。
また、「ray 超かぐや姫!Version」は、MVは本編制作終了後に着手。本編を補完するような内容として注力したようだ。考察もいろいろと見ているが、あまりに本作が大きなヒットとなったせいで「自分の口から言わないほうがいいなと最近は思っています」と現状について触れた。
……ちなみに、「THE FIRST TAKE」の最後で夏吉ゆうこさんが口にしたコメント「めでたし」は、実は本編のラストカットに存在していた幻のセリフだったそう。これを夏吉ゆうこさんが、「THE FIRST TAKE」でふと思い出して差し込んだらしく、監督もそれを見て「ようやく終わったかも」と感じたのだとか。
劇場上映がさらにパワーアップ! VRChat企画も12月に開催決定!
「超かぐや姫!」旋風はまだ続く
そして、会場では「超かぐや姫!」の新たな展開が発表された。
まずは、オンラインイベント「ツクヨミ感謝祭」の開催時期決定。VRChatにツクヨミを再現したワールドが建造され、そこを舞台にかぐやたちのライブが実施される注目のイベントは、今年の12月に開催されるようだ。
なお、山下監督も本イベントには監修として参加。多くの人に喜んでもらえるよう、かなり深く関わっているとのことだ。
そして、酒寄彩葉役・永瀬アンナさんのビデオレターも到着。作品への反響や、終映への想いなどに触れつつ、なんと永瀬アンナさんから特報映像への前フリが。
その内容は、劇場上映の復活。9月18日から再び、全国の映画館で「超かぐや姫!」が上映される。この一報に、客席から割れんばかりの歓声が湧き上がった。
しかも、復活後は特別フォーマット上映が解禁。MX4D、4DX、ULTRA 4DX、SCREENX、Dolby Atomsなどなど、迫力満点な上映形式で「超かぐや姫!」が体験できるという。ジェットコースターのような展開と、すばらしい楽曲が満載な本作にぴったりだ。

秋にはパワーアップした劇場上映、冬には「ツクヨミ感謝祭」。2026年の終わりまで、企画が満載となることに、声優陣も監督も喜びを隠せない様子だった。
「最後のファンサ」はもう少し先。「超かぐや姫!」は、今年いっぱい私たちを最高のパーティーへと連れ出してくれそうだ。
(TEXT by 浅田カズラ、Photo by Minoru Hirota)
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