株式会社vartique
メタバースは体験までのハードルの高さがネックとなり、今では「オワコン(終わったコンテンツ)」と揶揄(やゆ)されることも。本プランでは、スマホ向けブラウザ型メタバースのアクセス性を活かし、課題であった機能面・グラフィック面を強化しました。活用場面は、展示やキャンペーン、採用活動などさまざま。記憶に残る体験型コンテンツを提供したいと考える企業におすすめです。
■超スマホ向けプランとは
アプリ不要、ログイン不要でスマホ、PC、VRゴーグルに対応していたブラウザベースのOne VRにスマホ向けに特化した機能を入れこんだプランになります。
超スマホ向けのメタバースということで、展示やキャンペーン、採用活動など、一般生活者や学生向けの施策にマッチします。OneVRサービスサイトOneVR(超スマホ向けプラン)紹介動画
■メタバースのメリット
メタバースのメリットはたくさんありますが、一番は「オンラインでも体験型のコンテンツになる」ことだと考えています。
記憶に残りやすく、滞在時間の増加も見込める体験型コンテンツを、ユーザーにとって参加しやすいオンラインでも提供できるのは、スマホ向けブラウザ型メタバースならではの強みです。
メタバース空間と、画像や動画といった他の媒体との大きな違いは、ユーザー主導でコンテンツを操作・体験できること。リアルな空間での体験型コンテンツのようにエンターテインメント性が高いため、参加者の記憶に残りやすく、滞在時間の増加も期待できます。
■スマホ向けブラウザ型メタバースが「オワコン」から復活させる
一方で、2023年3月に三菱総合研究所が発表した研究レポート「メタバースの認知・利用状況に関するアンケート結果」によると、メタバースの認知率は83%と高いにもかかわらず、利用経験者は5%に留まっています。
さらに利用者経験者の6割がスマートフォンで体験していました。
▼三菱総合研究所「三菱総合研究所、国内のメタバースの認知・利用に関する研究成果を発表」:https://www.mri.co.jp/knowledge/column/20230330.html
このデータから、利用者が依然として少ないのは、専用デバイスなどが必要でスマートフォンで体験できないことに起因していると言えます。
またスマートフォンで入れるメタバースでも、アカウントの登録やアプリのインストールが必要なことはユーザーにとって負担となるため、スマートフォンのブラウザ向けメタバースがオワコン化からの復活の鍵となります。
ただこのスマートフォンのブラウザ向けメタバースには、機能面・グラフィック面に制限がありました。
つまり「機能・グラフィックの性能」と「アクセス性」はトレードオフの関係となっています。
たとえば、ハイエンドPC向けのメタバースは、機能が豊富でグラフィック表現にも優れていますが、体験には高スペックの機器が必要です。反対に、従来のスマホ向けブラウザ型メタバースは、ユーザーのアクセスは容易ですが、機能やグラフィックに制限がありました。
このような背景がメタバースは幻滅期やオワコン(終わったコンテンツ)と言われしまっている要因の一つになります。
このたび提供を開始する「One VR(超スマホ向けプラン)」は、従来のスマホ向けブラウザ型メタバースがもつアクセス性の高さはそのままに、機能やグラフィック性能をPCブラウザ向けメタバースに迫るほどにパワーアップしたものとなります。
■「One VR(超スマホ向けプラン)」の新機能
「One VR(超スマホ向けプラン)」で新たに追加された機能は、以下の3つです。
今回のアップデートでは、サイト埋め込み機能やBloom・PBR機能・クロマキー機能を追加し、メタバース業界従来の課題を解決しています。
メタバース空間上でwebサイトや動画をシームレスに表示したり、ブランドの世界観や製品のイメージをリッチな表現で伝えたりすることが可能になりました。
①サイト埋め込み機能
従来のスマホ向けブラウザ型メタバースでは、「webサイトをメタバース空間内で閲覧できない」や「ルーム内に複数の動画を配置できない」などの課題がありました。
「webサイトをメタバース空間内で閲覧できない」課題とは、webサイトや動画サイトを参照する際には、一度メタバースを離脱して別のタブでページを開き直す必要があり、メタバースへの没入感が失われてしまう要因となっていました。
今回の「サイト埋め込み機能」の追加によりメタバース内にいながらwebサイトを閲覧するなどの活用が可能となりました。
このアップデートにより、ユーザーの離脱率を抑え、企業やブランドのメッセージの訴求力をより強めることができると考えています。
具体的な活用例としては、AIのチャットボットの設置、webARのリンクの閲覧などが想定されます。
「ルーム内に複数の動画を配置できない」の課題は、多くのスマホ向けブラウザ型のメタバースが、2,3個ほどの動画しか設置できないような状況になっているかと思います。
スマホブラウザなので、複数動画を入れると重くなるため動画が再生されない、途中で止まる、音が聞こえないなどの致命的なバグがおきてしまいます。
今回のアップデートによりメタバース空間内で複数の動画を再生することができるようになりました。検証上は最大10個ほど設置することができました。
動画の容量によっては10個以上も設置可能です。動画の尺はyoutubeなどで、1時間近くあるものも視聴可能です。
動画をたくさん展示したいというクライアント様の要望には、大いに応えられる機能です。
②Bloom(ネオン)・PBR機能の追加(質感の向上)
従来のスマホ向けブラウザ型メタバースでは、Bloom(ネオン)の表現や金属・ガラスの反射の表現、ライティング(影)の表現に制限があり、グラフィックが平面的な印象に留まっていました。
今回のアップデートでは、それらの欠点を改善。
スマホのブラウザでも、豊かな質感を表現できるようになりました。
リアルな見栄えを重視する商品の展示や、リッチなビジュアルが必要なブランド向けのプロモーションにも活用いただけます。
③クロマキー機能
これまで、メタバース内にゲストを呼ぶにあたっては、没入感やリアルタイム感とコストの両立が課題でした。
没入感を重視して都度3Dアバターを制作するとコストがかさんでしまいますし、メタバース内に動画を設置するというコストを抑えた方法では没入感やインパクトが不足します。
そこで今回のアップデートでは、グリーンバックで撮影した映像の背景を透過させる、クロマキー機能を追加。まるでメタバース空間内に本人が直接現れたかのような臨場感ある演出を行えます。
画面共有でクロマキー映像を投影することで、リアルタイムの配信も可能になり、ゲストの魅力をメタバース空間内でも最大限に活かせます。
④その他 インタラクティブ機能
アップデートのメインは上記の3種類ですが、その他に「インタラクティブ機能」というものもあります。
何かをタップするとオブジェクトが出現したり、アニメーションが発動する機能です。
これを応用すると、宝探しゲームや脱出ゲームを実施することができます。
■メタバースのボトルネックを解消し、ミッション実現を目指す
メタバースを導入してみたものの、アクセスの悪さや表現・機能の制限がネックとなって十分に活用ができていない、あるいはそれらの要因からメタバース導入を諦めてしまっていたというブランドや企業さまにとって、本プランが解決策になると考えています。
アップデートした本プランの提供により、創業当初からのミッションである「日本のAR/VR⺠主化」を加速してまいります。
なお「One VR」では、用途別・費用別に「超スマホ向け」を含む4種類 のプランを用意しています。今後もメタバース業界全体の課題を解決しつつ、導入企業・ブランドの課題解決に貢献できるよう、サービスを拡大してまいります。
【株式会社vartique(ヴァルティーク)について】
本社:〒102-0084 東京都千代田区二番町9-3
代表者:代表取締役 秋炭 直輝
設立:2020年9月
電話番号:03-6822-8929
事業内容:
・ARフィルター、web ARコンテンツの企画・提案・開発
・VR(メタバース)コンテンツの企画・提案・開発