実在コースの本格ダウンヒルをVRで体験! 静岡の人気マウンテンバイクパークが「VR Trail」に完全再現【PR】

LINEで送る
Pocket

自然豊かな森のなかを駆け抜け、ダウンヒルで風を切り、ダートジャンプで大空へ──。

そんなスリリングな体験が、12月3日9時からVRChatで楽しめるようになる。ヤマハ発動機が公開する常設VRChatワールド「VR Trail(VR トレイル)」は、静岡県森町にある実在のマウンテンバイクパーク「ミリオンペタル」を再現。自社のeMTB「YPJ-MT Pro」での本格的な走行体験を提供する。

「VRでマウンテンバイクって、ちゃんと再現できるの?酔っちゃわない?」──そんな不安を抱きながら先行体験に臨んだが、その心配は一瞬で吹き飛んだ。むしろ「実際のコースにも行ってみたい!」という衝動に駆られるほど、リアルで魅力的な体験となっていた。


*VR Trailのワールドはこちら → https://vrchat.com/home/world/wrld_1ec4d00b-9598-4297-af3d-11236659b67a/info


静岡の人気MTBパークがVRChatに登場!
森林まで完全再現の超本格派

「ミリオンペタルパーク」とは、静岡県周智郡森町にある2022年に開業したマウンテンバイク専用パークだ。静岡県周智郡森町は、ヤマハ発動機の「森町工場」がある小さな町。1993年、世界初の電動アシスト自転車「PAS」がこの町で誕生し、電動アシスト自転車のふるさととしても知られる。そんな、森町でヤマハ社員が中心となりマウンテンバイクを楽しむ仲間たちや、地域コミュニティと連携し、放置されていた雑木林を開拓し、作られたのが本施設だ初心者・子ども向けから上級者向けまで10のコースを擁する、まさに山一帯をコースとしたかなり広大な施設となっている。

「Million Petal Bike Park Official Site」より引用(リンク
リアルのミリオンペタルパーク

実際に、ワールドに訪れて、まず驚いたのは本当に森一帯が再現されていることだ。現実にある「ミリオンペタルパーク」全10コースのみならず、コース外もある程度は行けるようになっている。というのも、本ワールドは実際に「ミリオンペタルパーク」の地形をヤマハの森林計測サービス「RINTO」の技術を用いて収集、それをもとにワールドの地形を作っているのだという。つまり、目に映り、実際に歩いたり、走行したりできる森の景色は、現実のそれとほぼ同じということ。どうりで山特有の空気感が再現されているわけだ。

また、入口すぐのパーキングにはヤマハ発動機によるeMTB(電動アシスト付きマウンテンバイク)のフラグシップモデル「YPJ-MT Pro」も展示されている。ちなみに、コースを走行するときも、この「YPJ-MT Pro」に乗ることになる。このマウンテンバイクのモデルも、かなり精巧に作られている。なんでもCADデータをもとに軽量化を行っているそうで、モデルの忠実度もさることながら、タイヤのブレーキ痕や、ジャンプをした際のサスペンションフォークの動きなども再現。こだわりを感じるクオリティーだ。

ワールドの「外観」だけでも、語り尽くせないほどのこだわりポイントが垣間見える。制作は、バーチャル沖縄などで知られる「あしびかんぱにー」。VRChatに精通している企業なだけあり、「ロリコライダー」(低身長アバターが目線を合わせられるようにするための透明な台)や「フレンドへのテレポート機能」など、痒い所にも手が届く。純粋にワールドとしてのクオリティーが高い。


ダウンヒル、パンプ、ダートジャンプ!
本格MTBライディングをVRで完全体験

さて、本題の「マウンテンバイク走行体験」。

正直なところ、最初に「VRChatにマウンテンバイクを走行できるワールドができる」と聞いたとき、「本当にちゃんと遊べるの?」と不安がよぎった。VRChatには、確かに戦闘機のフライトシミュレーターや、バイク、クルマなどのドライビングワールドなど、「乗り物系」のゲームワールドは数多く存在する。しかし、同期の問題や、何より視界のブレによる「VR酔い×乗り物酔い」のような状態にもなりやすく、それがでこぼこの山道を素早く駆け降りる「マウンテンバイク」ともなると不安に思うのも当然だ。

しかし、実際に乗ってみるとそんな不安も吹き飛んだ。

めちゃくちゃ楽しい!本当にマウンテンバイク乗ってるみたい!

もちろん、「足でこぐ」わけではないのだが、ダウンヒルやパンプ、ダートジャンプまで「本当にコースを走行している感じ」がするのだ。

どういうわけだろう。実は、実際のマウンテンバイクを乗る際と同じように、身体の軸がぶれないような補正がかかっているというのだ。マウンテンバイクに限らず、自転車で少し凹凸のある場所を走行するときを思い返してほしい。きっと、サドルにがっちりと座り、自転車と体を同じように動かすというよりは、むしろサドルからは少しお尻を浮かして、腕や脚などで衝撃を吸収してあげたり、軸がぶれないようにバランスを取ってあげたりと、反動を抑えるのではないだろうか。これを、自動補正でやってくれているのだ。VR酔い対策と、よりリアリティーのある走行体験とを実現する、まさに一石二鳥のシステムだ。

ちなみに、マウンテンバイクではお馴染みの「ジャンプ」も再現。さらに、ギャップやダートジャンプがある場所で、タイミングよくジャンプすることで飛距離を伸ばすといったこともできる。先行体験では、時間の都合から3つのコースを遊んだのだが、これだけでも十分満足感のある体験だし、同じコースを何度も走っても楽しめる。全10コースもあると、何度遊びに行っても楽しめるワールドだと感じた。


ニャイケン」で爆走!
ナイトモードでキレイな夜空 遊び心満載の「VR Trail」

さらに、走行中に獲得できる「栗」を集めると、ポイントがたまり車体やヘルメットなどのカスタマイズができるようになる。こうしたゲーム要素は、バーチャルならではといったところだろう。

ほかにも、コース付近にて、ユーザーメニューを出し自転車マークから「BIKE CHANGE」のタブを表示すると、「MT Pro」「CrossCore」「ニャイケン」の3つの車体を選択することができる。「ニャイケン」というのは、ヤマハ発動機のマスコットキャラのようなもの。NIKENという前2輪の大型バイクの前身「MWT-9」をなぜか猫にしてしまった1枚のイラストから生まれたキャラクターとのことだが、実は昨年のVketにも登場していた模様。「ニャイケン」に乗ってコースを爆走できるという遊び心も。

ニャイケン

また、パーキングの受付小屋にある「時間帯設定」を変えるとナイトモードを楽しむことも。現実の「ミリオンペタル」ではできない夜間走行が楽しめちゃう!

ヤマハ発動機が贈る大ボリュームのVRChat常設ワールド「VR Trail」。気になった方はぜひ、遊びに行ってみてほしい。


渋谷でも体験可能!リアルイベントも開催

東京・渋谷にオープンした複合施設「Shibuya Sakura Stage」(渋谷サクラステージ)。この施設に開設されたヤマハ 株)のブランド発信拠点「Yamaha Sound Crossing Shibuya」にて、2024年12月13日(金)~2024年12月26日(木)にかけて「VR-Trail」のリアルイベントが開催。会場には、「YPJ-MT Pro」の実車を使ったシミュレーターを設置し、ラウンドモニターに映し出される「VR Trail」を渋谷の街で疑似体験できる。

まだVRゴーグルを持っていない方、PC VR環境は整えられていないけれど、「VR Trail」を体験してみたい方はぜひ、この機会に渋谷に訪れてみてほしい。

また、12月14日(土)・15日(日)の 2日間は、隣接するにぎわいSTAGEで「乗れるニャイケン」の試乗会、さらに 14日(土)には、“ふたつの YAMAHA”の研究者による「人間の感性研究クロストーク」など、各種関連イベントも予定されている。


(TEXT by アシュトン、提供:ヤマハ発動機


●関連リンク
VR Trail(VRChat)
ミリオンペタル
YPJ-MT Pro
ヤマハ発動機