バーチャルシンガー・花譜さんが所属するクリエイティブレーベル・KAMITSUBAKI STUDIOが、制作途中であった人工歌唱ソフトウェア「音楽的同位体 可不(KAFU) collaboration with Synthesizer V AI / The Right Stuff ver.」の発売を中止すると正式に発表した。
2023年12月13日にYouTubeにて投稿されたSynthesizer V AI版「可不」が歌った「フォニイ」の反響を受け、花譜さんから懸念の声が上がり、発売を延期していた。
同製品も販売を司る公式Xに投稿された声明によると、製品発売の延期を発表して以降も花譜・運営スタッフ・製品開発スタッフと検証、開発、協議を重ねていたが、花譜本人の意向や当初の目標を満たすことが困難となり、今回の判断に至ったという。
また、「音声合成領域でのプロダクトとバーチャルシンガーとの親和性は非常に大きな可能性があり、アーティストやクリエイターと向き合ったうえでの音楽的同位体プロジェクトには引き続き取り組んでいきたい」ともコメント。
花譜、理芽、ヰ世界情緒、春猿火、幸祜の5人はすでに音声合成ソフトウェアを発表しており、こちらはCevio版と称され、多くのユーザーに使われ、KAMITSUBAKI STUDIO内のIPとしても使われている。今後も”歌声”と”AI”を巡ってさまざまなコンテンツや製品を発表していくだろう。
関連リンク
・音楽的同位体 公式YouTube
・音楽的同位体 公式Twitter
・KAMITSUBAKI STUDIO