合同会社DMM.com(本社:東京都港区、会長 兼 CEO 亀山敬司、以下DMM)は、この度VR/3Dアプリ向け3Dアバター連携サービス「DMM VR Connect」、および開発者向けSDKを2020年11月25日(水)よりベータリリースしたことをお知らせいたします。本サービスは、DMM VR lab(合同会社DMM.com テクノロジー本部VR研究室)による提供で、ユーザーにVRMアバターの連携機能を提供したい3rdパーティのアプリ開発者向けサービスです。
■DMM VR Connect:https://connect.vrlab.dmm.com/
■開発背景:
DMM VR labが2019年9月にリリースしたVRゲーム「BOW MAN(https://bowman.vrlab.dmm.com/ja/)」では、VRM読み込み機能に多くの反響をいただき、Twitter, YouTubeでのUGCによるインプレッションを想定以上に多く獲得することができました。この度発表する「DMM VR Connect」は、同様の機能をより多くのVRゲーム/アプリでサポートすることで、VRコンテンツのさらなる認知向上、ひいてはVRの普及に繋がることを願い、開発を行いました。
■今後の展開:
「DMM VR Connect」の対応サービスを拡大していくと共に、「DMM VR Connect」自体の機能の拡充をはかってまいります。VRゲームとアバターの親和性を高めつつ、中長期的には「DMM VR Connect」アカウントを利用したコミュニケーションやイベントプラットフォームに発展させていく予定です。
■「DMM VR Connect」概要:
DMM VR Connectは対応するVRおよび3Dアプリに自分の好きなアバターを持ち込むことができるアカウントサービスです。
公式配信時期:2020年11月25日
価格:無料
機能:
- ユーザーアカウントにおけるユーザーのVRMモデルデータのアップロードおよび保持
- ユーザーアカウントにおけるユーザーの配信ストリームキーの登録および保持
- 対応するVRおよび3Dアプリ(※)におけるユーザーのVRMモデルデータおよび配信ストリームキーの利用
■「DMM VR Connect SDK」概要:
DMM VR Connect SDKはDMM VR Connectを3rdパーティアプリに組み込んでいただくためのUnity Packageです。
公式配信時期:2020年11月25日
価格:無料
機能:
- ユーザーのDMM VR Connect 認証機能
- VRMアバター連携機能
- VRMアバターキャリブレーション機能
- RTMPサーバーへの動画配信機能
アカウントはSNS ID連携(Google,Facebookアカウント)を利用し認証します。VRアプリの場合、VR内でのパスワード等の文字入力を要求しません。DMM VR ConnectサーバーにユーザーのVRMデータをリクエストします。DMM VR ConnectサーバーはクライアントユーザーではないユーザーのVRMデータをリクエストされた場合には暗号化したVRMデータを送付します。VRデバイス向けのVRMアバターのキャリブレーション機能です。対応端末にて描画された映像をユーザーがアカウントに設定したストリームキーを基にRTMPサーバーへ配信します。これによりYouTubeやTwitchへゲームの映像を直接配信することが可能になります。
<対応端末>
・音声/映像:Oculus Quest
・映像のみ:Oculus Quest 2
・今後の対応予定
1.Oculus Quest 2(音声)
2.PC(Windows)
※DMM VR Connectと連携したサービスは2020年12月より順次公開予定です。また、SDKを組み込んだ3rdパーティサービスの中で、希望される方はDMM VR ConnectのDiscordサーバーにてお問合せいただければ、DMM VR ConnectのWEBサイト上にて可能な限り連携サービスとしてご紹介をさせていただきます。
DMM VR ConnectのDiscordサーバーでは開発者の皆さまからの意見・要望、バグ報告等を受け付けています。またアップデートや開発ロードマップのアナウンスもDiscordサーバーで行います。Discordサーバーは以下のリンクよりご参加ください。
招待リンク:
https://discord.gg/cMHTQJprVV
■DMM VR labとは
2018年12月よりDMM.comテクノロジー本部のR&D部門として発足されたDMMのVR専門チームです。CTOの直下で、ハイプレゼンスなVR領域をはじめとしたxR領域における研究と開発を行っています。2019年8月にはVRゲーム「BOW MAN」のリリース、2020年4月には東京大学バーチャルリアリティ研究センターとの共同研究を開始し、研究とサービスの両軸で活動しています。