ハリウッドマジック(大阪市)は2023年9月、1枚の顔写真からさまざまなヘアースタイル画像を生成するウィッグ業界初(当社調べ)のAI試着サービスを開始しました。AIによる生成画像を用いることで、オーダーメイドウィッグの完成イメージを事前に確認できるようになります。このAI生成画像は利用者と技術者の共通の完成目標として共有され、より利用者のイメージ通りの高品質ウィッグを提供することが可能となりました。
■1枚の顔写真からさまざまなヘアースタイルカタログを生成
AIによる画像生成技術により、お客さまのさまざまな姿を作り上げる、ウィッグ業界初の新サービスです。(当社調べ|2023年8月末日時点 PR TIMES内プレスリリース調べ)
たった1枚の証明写真をご提供いただくことで、さまざまなヘアースタイルのカタログを生成します。
※ウィッグ業界初は2023年8月末日時点においてWeb検索およびPR TIMES内プレスリリースにおいて画像生成AIを用いた試着サービスを調査した当社調べの結果によります。
■開発の背景-高品質ウィッグ製作には、利用者の不安を解消することが必要不可欠だった
以前は似合っていたウィッグのヘアースタイル、10年、20年と年齢を重ねると、以前と同じ黒々としたウィッグでは不自然さが際立って、他者にバレてしまう事があります。年齢に見合わない黒々としたウィッグは注目を集めがちです。だからウィッグには年齢に合ったスタイルや白髪量であることが不可欠です。
ところが、ウィッグを長く使われている利用者の方ほど、現状にある程度満足しているとスタイルを変えることに不安を感じ、新しいヘアースタイルや白毛量の導入に慎重になります。
「せっかく作った高価なウィッグが似合わなかったらどうしよう」
「気に入らなかったらどうしよう」
そんな不安から、新しいヘアースタイルに興味はあっても、なかなか決断ができないのです。
そこで、ウィッグ利用者が新しいスタイルを模索するための手段としてAI試着は開発されました。
AI試着によりウィッグ利用者は、自分の目で今とは違う自身の姿を確認し、不安を感じることなく新しいスタイルを選択できるようになりました。
さらに、AI画像生成は髪型だけではなく、着ている服や場所も、様々な状況を画像として生成することができます。それはまだこの世に存在しない自身の姿です。AI試着により髪型にとどまらず、服装や雰囲気、ライフスタイルといった、より深い意味でこれからの自分が目指す姿を見つけることができます。
■設計工程のDX化-ゆび指すだけで伝わるコミュニケーションツール
AI試着というツールはウィッグの設計初期において、重要な意思決定ツールとして、工程のDX化を達成しました。このAIによる画像生成技術を採用することで、利用者と技術者間のイメージ共有が簡単になり、結果として高品質なウィッグの設計が可能になっています。
具体例を挙げますと、ウィッグの初心者は自分の理想とするイメージがはっきりしないことが多いです。技術者やスタイリストのアドバイスを受けつつ、ウィッグ利用者と技術者は協力してスタイルや仕様を決めていきます。
しかし、オーダーメイドのウィッグ製造には多数の工程が関わっており、その中でイメージのズレや誤解が生じることが往々にしてあります。最終的には、利用者が望んだイメージとは異なる製品が完成することも。
こうした課題を解決するため、言葉での説明よりも、「こんな雰囲気のウィッグがいいね」と指で示す写真を共有する方が、意図はダイレクトに伝わります。
そして選んだ映像は、お客さまと技術者の共通の目標として共有され、よりイメージ通りのウィッグを作ることが可能となります。AI試着は、単なる視覚的楽しみだけでなく、ウィッグ利用者と技術者間のコミュニケーションツールとして、設計工程のDX化を実現しています。
【関連情報】
AI試着紹介ページ:https://www.katsura123.jp/ai-fitting.html
AI試着体験者の感想(Youtube):https://youtu.be/Q4AH4HXdFdY
ハリウッドマジック製品サイト:https://www.katsura123.jp/
コーポレートサイト:http://www.hollywoodmagic.co.jp/