6月17日(木)に、京都府宮津市でアフターコロナの観光客呼び戻しを目的に制作したVR活用による「観光VR映像」の視聴会を開催しました。(※)視聴会は1部、2部に分かれて開催しましたが、1部には宮津市の城﨑市長、今井副市長も参加されました。また第2部には、京都府北部地域(福知山市、舞鶴市、宮津市、京丹後市、伊根町、与謝野町)の観光業関係者および教育関係者が18人参加され、ドローン360度VR映像で撮影した天橋立の映像(日本初)や、地元グルメの「ぶりしゃぶ」などを疑似的に食べられる180度3DVR映像などを視聴頂きました。
参加者からは「天橋立をこんな角度から見たことがなく、海がこんなにきれいだったんだと思いました」「VRがこんなにすごいと思いませんでした」等の声があり、通常の映像では得られないリアルな感覚を体感いただきました。また映像視聴後は、今後、県境をまたいだ移動の増加が見込まれる中で、より多くの観光客の呼び戻しをするための観光VR映像の活用について、意見交換を行いました。
日本三景・天橋立のある宮津市のほか「海の京都」エリアの観光地は、新型コロナウイルス感染症の拡大により観光客の受け入れが困難となり、地域経済が大きく衰退し、危機的な状況まで落ち込みました。特に宮津市では3月から5月までの観光消費額は、前年同期との比較で約90%、金額にして約20億円の減少となり、深刻な状況となりました。
本観光VR映像は、当社が提供するシステム・機材を通じた視聴のほか、YouTubeでの公開も予定しており、宮津市や「海の京都」の魅力がより多くの観光客に届くよう発信を行います。当社では、今回の取組みを皮切りに、アフターコロナの観光客呼び戻しに取り組んでおられる各地域の自治体や観光事業者の皆様のビジネスパートナーとして、VRをはじめとしたICT活用による地域の魅力発信に貢献できるよう、より良いサービスの提供に取り組んで参ります。
(※)観光VR視聴会はVR映像が一度に30人まで視聴できる「VR一括制御システム」(当社開発)を活用して行
いました。また映像は、宮津市の協力のもと、撮影・編集を行ったものです。
https://www.nttls.co.jp/topics/2020/20200317.html
◆宮津市観光VR動画サンプル、VR一括制御システム
https://www.nttls.co.jp/vr