東京国立博物館と凸版印刷、「風神雷神図屛風」VRを再上演

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凸版印刷株式会社

独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館(所在地:東京都台東区、館長:銭谷 眞美、以下 東京国立博物館)、独立行政法人国立文化財機構文化財活用センター(所在地:東京都台東区、センター長:旭 充、以下 文化財活用センター)と凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長: 麿 秀晴、以下 凸版印刷)は、新型コロナウイルス感染防止のため、東京国立博物館東洋館内TNM & TOPPAN ミュージアムシアターを臨時休演としておりましたが、2020年7月1日(水)から上演を再開し、7月1日(水)から10月4日(日)まで、VR作品『風神雷神図のウラ -夏秋草図に秘めた想い-』を再上演します。 また、東京国立博物館 本館7室にて、7月21日(火)から8月10日(月・祝)まで重要文化財「風神雷神図屛風」を展示。同期間中は、実物とVR双方を鑑賞できます。
本VR作品は、尾形光琳筆の重要文化財「風神雷神図屛風」と、その裏に描かれた酒井抱一筆の重要文化財「夏秋草図屛風」のオモテとウラの関係性に隠された秘密を探る作品です。2018 年1月リニューアルオープン後の第1弾作品として上演以来、再上演を希望する声を多くいただき、実物展示の期間とあわせ、今回再演することが決定しました。

VRが可能にする蝋燭の灯による金箔の輝き再現  VR 作品『風神雷神図のウラ -夏秋草図に秘めた想い-』より 監修:東京国立博物館 制作:凸版印刷株式会社VRが可能にする蝋燭の灯による金箔の輝き再現 VR 作品『風神雷神図のウラ -夏秋草図に秘めた想い-』より 監修:東京国立博物館 制作:凸版印刷株式会社

屛風を透かし表裏の関係を表現  VR 作品『風神雷神図のウラ -夏秋草図に秘めた想い-』より 監修:東京国立博物館 制作:凸版印刷株式会社屛風を透かし表裏の関係を表現 VR 作品『風神雷神図のウラ -夏秋草図に秘めた想い-』より 監修:東京国立博物館 制作:凸版印刷株式会社

草花ひとつひとつの細かな色使いを大画面で鑑賞  VR 作品『風神雷神図のウラ -夏秋草図に秘めた想い-』より 監修:東京国立博物館 制作:凸版印刷株式会社草花ひとつひとつの細かな色使いを大画面で鑑賞 VR 作品『風神雷神図のウラ -夏秋草図に秘めた想い-』より 監修:東京国立博物館 制作:凸版印刷株式会社
■ 上演案内

場所 東京国立博物館東洋館地下1階 TNM & TOPPAN ミュージアムシアター
期間2020年7月1日(水)~10月4日(日)
上演日時水~日・祝・休日11:00、12:00、13:30、15:00、16:00
*所要時間約35分、各回定員48名
*上演スケジュール・定員は都合により変更になる場合がございます。
鑑賞料金高校生以上:600円、中学生・小学生:300円
未就学児、障がい者と介護者各1名無料
*チケットは、シアター前チケット売場でご購入いただけます。
*開演時間までにチケットをお買い求めください(当日券のみ)。
*博物館の入館に際しましては、オンラインでの事前予約が必要です。
シアターWebサイトhttp://www.toppan-vr.jp/mt/

■ VR作品『風神雷神図のウラ -夏秋草図に秘めた想い-』について
尾形光琳が描いた「風神雷神図屛風」には裏面がありました。それは江戸時代後期の絵師、酒井抱一の晩年の最高傑作「夏秋草図屛風」です。抱一は光琳を自らの師として仰ぎ、長年に渡って憧れを抱き続けましたが、61歳頃に「風神雷神図屛風」の裏にこの作品を描くよう依頼を受けます。
自然に翻弄され、雨に濡れ風に揺れる繊細な草花を描いた「夏秋草図屛風」に託した抱一の想いをひも解き、屛風のオモテとウラの関係に隠された秘密に迫ります。

・表裏一体となった屛風の往時の姿を再現
1974年から作品保護の観点で表裏を分けて保管されている屛風を、バーチャルリアリティにより表裏一体の往時の姿で再現しました。

・屛風を透かし表裏の関係を表現
表面に描かれた「風神雷神図屛風」と裏面に描かれた「夏秋草図屛風」を透かすことで、表裏の絵の関係を探ります。

・光の変化に応じた屛風の見え方を表現
高精細デジタルアーカイブを実施し、屛風を拡大し鑑賞することが可能となりました。また、凸版印刷のVR技術により、光の変化に応じた屛風の見え方を表現しています。

■ 新型コロナウイルス感染拡大防止対策について
TNM & TOPPAN ミュージアムシアターは、新型コロナウイルス感染予防及び拡散防止のため、臨時休演としておりました。このたび、国の緊急事態宣言解除などの状況を踏まえ、施設内の消毒やご来場のお客さま、ならびに施設スタッフの健康管理を徹底し、下記の感染予防及び拡散防止対策を実施したうえで7月1日(水)より上演を再開いたします。なお、今後の新型コロナウイルス感染症の状況や政府および関係諸機関の動向を注視し、お客さまと施設スタッフの安全・安心をもたらす運営を行います。
感染防止対策につきましては、6月29日(月)現在、以下の通りとなります。

【施設内での感染防止対策】
・施設内、特に手の触れる頻度の高い場所 (手すり、ドア、座席等)は、各上演後、定期的に清掃・消毒を実施し、衛生管理の徹底を行います。
・「密接」を避けるため、四方を空けての着席を徹底し、当面の間、定員を90名から48名とします。
・「密集」を避けるため、施設内の入退場待機列は、お客さま同士2mほどの間隔を確保するよう、列整備します。
・施設内には、ご来場の皆さまに利用いただけるアルコール系消毒液を設置します。
・チケット売場、ナビゲーターの上演台前にはアクリルパネルを設置します。
・施設内は常時換気を行っておりますが、「密閉」を避けるため、扉を一部開放し、換気強化を図って上演します。
・感染防止のため、施設スタッフはマスクおよびフェイスガードを着用し、こまめな手洗い・手指の消毒を徹底します。
・接触感染防止のため、当面の間、音声ガイドの貸出を中止します。
・施設スタッフは毎日出勤前に検温を実施し、発熱等の症状がある場合は、出勤停止とします。
・毎朝の施設スタッフの検温結果については施設内で共有し、健康状態の管理を徹底します。

【ご来場のお客さまへのお願い】
・発熱や咳等の症状の見られる方は、ご来場をお控えください。
・過去2週間以内に感染が引き続き拡大している国、地域へ訪問された方は、ご来場をお控えください。
・ご来場に際しては、必ずマスクの着用をお願いいたします 。
・ご来場時は、施設内設置のアルコール系消毒液にて、手指の消毒を行ってください。
・施設内では、四方を空けての着席にご協力をお願いいたします。
・施設内では、「密集」を避けるため、2mほどお客さま同士の間隔を確保するよう、ご協力をお願いいたします。
・施設内では、大声での会話・近距離での会話を避けていただきますようご協力をお願いいたします。
・体調が悪化した時や気分がすぐれない場合は、施設スタッフまで速やかにお申し出ください。
その他、感染防止対策の追加情報・詳細につきましては、シアターWebサイトをご確認ください。

■ 「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」について
「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」は、VRによる文化財の新しい鑑賞方法を体験できる施設です。「バーチャルリアリティで時空を超える」をコンセプトに、東京国立博物館の収蔵品を中心とする文化財デジタルアーカイブをVR技術で可視化。専属ナビゲーターがライブでVRを操作する上演で、あたかもコンピュータが生成する三次元空間の中にいるかのような感覚で文化財を鑑賞できます。文化財の往時の姿の再現や肉眼では鑑賞することが難しい細かなディテールの拡大など、デジタルならではの文化財との新たな出会いと楽しみ方を提供する空間です。

・超高精細4KプロジェクタによるVR映像投映
・スクリーンサイズ: 300インチ(横幅6.6m、高さ3.7m)
・シアターHP: http://www.toppan-vr.jp/mt/

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* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

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