MICE産業の4団体が連携 「ARスポーツ大会」で次世代交流

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一般社団法人 日本コンベンション協会

2024年2月14日(水)、一般社団法人日本コンベンション協会(Japan Convention Management Association(以下、JCMA))は、一般社団法人日本イベント産業振興協会(JACE)、一般社団法人日本展示会協会、MPI Japan Chapterと共同で、スポーツを通じた合同交流会を開催します。

MICE産業4団体の合同交流会は今回が初。「HADO ARENA お台場店」にて、ARなどの最先端テクノロジー×スポーツ「テクノスポーツ」の大会を実施します。各団体から3人1組の30チームが出場。「スポーツ大会」を楽しみながら交流することで、ネットワーキングを促進し、MICE産業全体の連携を深め、さらなる社会への発信力強化と産業の認知度向上を目指します。

4団体が連携する目的は、MICE関連でより一層の情報共有、協力、交流を促進すること。そして、インバウンドの復活とともに本格的な回復をみせているMICEをさらに盛り上げ、産業全体で社会への発信力を強化することです。

また、若者層がスポーツを通じて楽しみながら、業界の他の企業や団体の同世代と交流できるネットワーキングの場を提供することで、MICEの仕事の魅力や将来の可能性を新たに発見、または再認識する機会を生み出します。

当日は、各団体から3人1組の30チームが出場し、応援参加を含む計120名のMICE関係者が熱く盛り上がります。

<MICE 4団体 合同交流会 開催概要>

[日  時] 2024年2月14日(水)

     スポーツ大会:15:00~ (参加費無料)
     懇親会:18:00~(参加費5,000円)

[会  場] スポーツ大会:HADO ARENA お台場店  (アクアシティお台場 東5F)

             懇親会:Monsoon Cafe お台場  (アクアシティお台場 東4F)

[連携団体] 一般社団法人日本コンベンション協会

     一般社団法人日本イベント産業振興協会
     一般社団法人日本展示会協会
     MPI Japan Chapter

[参加人数] スポーツ大会:90名(3名×30チーム)+応援30名

     懇親会:150名               ※どちらも会員限定

[イベントに関する問い合わせ]

一般社団法人日本コンベンション協会事務局

E-mail:[email protected]

[取材に関する問い合わせ] 

一般社団法人日本コンベンション協会 広報委員会(清野・及川)

E-mail:[email protected]

■MICE産業の認知度向上と人材確保

対面を前提としてきたMICEは、コロナ禍で中止や延期が相次ぐなど、大きな打撃を受けました。その中で、MICE関連事業者として、対面で開催するMICEの意義を実感するとともに、社会において産業として認知されることの重要性を改めて強く認識しました。コロナ禍以降は、2023年のG7広島サミットの開催などをきっかけに、再度MICEに関心が寄せられ、インバウンドも回復してきています。

一方で、回復とともに生じる問題の一つが、人材不足です。今後、社会にMICEとその重要性がさらに認知され、MICEの仕事に一層の魅力を感じてもらうためには、1つの企業、1つの団体ではなく、複数の関係団体の連携によって発信力を高めることが不可欠です。

■JCMAの人材・次世代育成企画の新たな展開

JCMAでは、人材育成委員会と次世代委員会が協力し、若手メンバーが参加しやすい交流・育成企画を行っています。これまでに、モルックというスポーツを通じたチームビルディング企画や、LEGOブロックを使用してコンベンション業界の課題や未来を表現する「レゴ®シリアスプレイ®」のワークショップなどを実施。彼らが業界で働くことの楽しさや素晴らしさを改めて感じつつ、さらに優れたスペシャリストになれるようサポートしています。

今回の企画は、他の業界団体との連携により、その活動をさらに広げる意味を持っています。

チーム対抗のモルック大会
コンベンション業界の未来についてディスカッション
「レゴ®シリアスプレイ®」ワークショップ
LEGOブロックでコンベンション業界の課題や未来を表現

■MICE産業の連携は、サステナブルなソフトパワーの発揮に向かう

JCMAは、イベント・ MICE運営に関わる業界団体とともに、2025年の大阪・関西万博の準備を契機として設立された「イベント・MICEサステナブル運営推進コンソーシアム」に参画しています。これは、制作・ 運営現場の立場から、MICE運営に「使い勝手の良い」ガイドラインの策定に取り組むものです。

 今の時代にまさに必要とされるMICE産業の「ソフトパワー」をさらに強化し発揮していくべく、今後も、企業、団体を超えた連携を行ってまいります。


社会に不可欠な「MICE産業」とは?

■MICEの意義

MICEとは、Meeting(企業系会議・研修)、Incentive travel(企業の報奨旅行)、Convention(国際会議・学会)、Exhibition/Event(展示会・イベント)の総称です。

観光庁は、その意義として、(1)高い経済効果、(2)ビジネス機会等の創出、(3)都市ブランド・競争力向上、(4)交流人口の平準化、(5)レガシー効果 などをあげています。

■経済波及効果 は1兆590億円

MICE産業は、上記の意義を実現化する産業です。

会議開催、宿泊、飲食、観光などの経済・消費活動の裾野が広く、一般的な観光以上に周辺地域への経済効果を生み出すことが期待されます。

観光庁が2018年に発表した、2016年の国際MICEによる経済波及効果は1兆590億円。また、外国人のMICE参加者の1人当たりの平均消費額は33.7万円で、一般観光での訪日外国人1人当たりの平均消費額の15.6万円よりも、約18万円も多いという調査結果が公表されています。

■4団体の概要

<一般社団法人日本コンベンション協会(JCMA)>

JCMAは2015年の発足以来、我が国のMICE推進における中核としての役割を担い、コンベンションをはじめとするMICEにおける日本有数の団体として、MICEの国際競争力の強化に向け、MICEの意義に関する発信・啓発や政策提言、MICEの経済波及効果算出への参画、人材育成・人材交流、国際交流、サステナビリティに向けた活動などに取り組んでいる。

・会員数:260会員(2023年3月31日現在)

・代表理事:近浪 弘武(日本コンベンションサービス株式会社 代表取締役社長)

・URL:https://jp-cma.org/

<一般社団法人 日本イベント産業振興協会(JACE)>

JACEは、イベント産業の振興とそれに伴う豊かな社会の実現を目指し、1989年に設立。イベントの企画制作から実施運営まで、幅広い分野にわたる企業や団体で構成される社団であり、多くの関係者のご協力のもと、イベントやイベント産業に関する調査研究、情報提供、普及啓発、人材育成、内外関係団体との交流、会員交流等の事業活動を行っている。

・会員数:正会員68法人・準会員1法人・賛助会員22法人(2024年1月1日 現在)

・会長:石井 直(株式会社 電通 相談役)

・URL:https://www.jace.or.jp/

<一般社団法人 日本展示会協会>

⽇本展⽰会協会(⽇展協)は、1967年に「晴海協議会」として発⾜し、2013年に⼀般社団 法⼈格を取得。主催者、展⽰会場、⽀援企業の三者で構成される⽇本最⼤級の展⽰会業界団 体。

・会員数:303社・団体

・会⻑:堀 正⼈(株式会社イノベント 取締役代表執⾏役社⻑)

・URL:https://www.nittenkyo.ne.jp/

<MPI Japan Chapter>

MPI Japan Chapterは、MICEのグローバルコミュニティであるMPIの日本支部として1995年に創立され、ミーティング・ビジネス(MICE)業界で活躍する会員が多数所属している。年間の活動として、専門家の講演会や教育セミナー、専門性向上のための勉強会などのほか、会員同士の交流やネットワーキングの機会も数多く提供している。

・会員数:約80人
・会長:岡村篤(株式会社野村総合研究所 社会システムコンサルティング部 プリンシパル)

・URL:https://www.mpi.org/chapters/japan

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