ゾンビを撃ちまくれるのが快感! お台場ジョイポリス「ZERO LATENCY VR」オープン直前レポート

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東京のお台場といえば、「VR ZONE Project i Can」や「お台場みんなの夢大陸2016」、先日まで実施していた「Björk Digital ― 音楽のVR・18日間の実験」など、このところVRコンテンツが集中している土地だ。

 
そんなお台場のデックス東京ビーチ内にある「東京ジョイポリス」にて、7月23日よりフリーロームVR「ZERO LATENCY VR」が新たにスタートする(関連記事)。第一弾として用意されたコンテンツは、ガンコントローラーを使って最大6人で協力プレーできる「Zombie Survival」だ。20日に実施されたプレス向けの先行体験会に参加できたので、早速レポートしていこう。

 
 

6人同時、かつケーブルに縛られず自由に動ける!

 
ZERO LATENCYの一番の特徴は、ガンコントローラーを使い、ある程度広い空間を動き回りながら仲間と一緒に戦えるという点だ。

 
昨今、VRコンテンツといえば、機材さえ買えばある程度はご家庭でも体験できるようになっているが、複数人が一緒に遊べるような空間を用意するのがまず難しいところ。それに歩き回るとなると、多くのVRゴーグルではケーブルの問題がつきまとってしまう。その点、ZERO LATENCYではジョイポリスの一角に広い空間を用意し、プレイヤーがノート型PCを背負うことで解決した。さらに、バーチャル空間で使う銃とリアル空間のコントローラーが同じ形なので、本当に撃っている感覚を覚えてしまう。

 
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プレイヤーが背負うバックパックはこんな感じ。4Kg程度とのことだが、男性の筆者にとってはまったく問題ない重量だった。

 
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普通にノートPCが収まっています。

 
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VRゴーグルはオープンソースの「OSVR」を採用。今でもZERO LATENCY用にカスタマイズしたものだが、今後、さらに最適化したものに置き換えるという。頭上に付いている2つのボールは、ポジショントラッキング用のLED。

 
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OSVRは、レンズの下にそれぞれレバーがあってピントを調節できる仕組みだ。

 
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出撃待機部屋には、6人分のバックパックが並んでいる。これだけでカッコよくて脳汁が出まくりますね!

 
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そしてロッカーもあるので、持ってきた荷物を預けておけます。

 
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まずは出撃待機部屋にて、司令官から作戦について説明を受ける。プレイヤーたちは、ゾンビに襲われて壊滅的な被害を受けた街にアルファチームとして送り込まれて、救出拠点を守るという任務を遂行する。

 
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そのための武器として用意されたのが銃になる。

 
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側面の青いボタンを押すことで、連射できる「小型自動銃」、近接用の「ショットガン」、遠距離射撃用の「スナイパー銃」という3種類に切り替えられる。小型自動銃では底面の緑色のボタンを押すことで、ショットガンとスナイパー銃はパンプを引くことで、それぞれリロードが可能だ。

 
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VRゴーグルとヘッドホンを装着してのプレーでは、プレイヤー同士がにぶつかったり、壁に衝突する危険性があるが、その点はよく考慮されていて、画面と音で警告してくれる。

 
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ゾンビに攻撃を受けてダメージが一定量に達するとゴースト状態になって、10秒待機することになる。その際、他のプレイヤーから「中の人」は白い状態で見えるのでぶつかりにくい。

 
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ゲームのコツは、まず要所にあるスパナマークを銃で撃つことで、ゾンビの侵入を防ぐ防壁をつくること。この防壁はゾンビの攻撃によって崩れてしまうので、ゲーム中にたびたびつくり直す必要がある。フィールドにはエレベーターも用意されており、矢印アイコンを撃ってカゴの扉を開き、さらにまた矢印アイコンを撃つことで、バーチャル空間の上層階に移動できる。

 
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ひと通り説明をうけたら、バックパックを背負って出撃だ。OSVRとヘッドホンは、胸の上にある青いバックルで止められているので、それぞれ外して装着する。

 
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こんな感じ。なんか横から見ると、魔神ブウっぽいですね……。

 
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プレールームに入ってOSVRを装着すると、何もない空間がサイバーな見た目に早変わりして、他のプレイヤーも表示される。ヘッドホンにはインカムがついており、他の仲間と会話することも可能だ。

 
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そして銃を手渡されて、定位置に移動したらゲームスタート。よし! みんな丸太銃は持ったな!! 行くぞォ!!

 
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リアル空間で見ると完全不審者ですが、バーチャル空間では必死です。

 

やり込み要素も多くて、また遊びたくなる!

 
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まずは司令官の教えの通り、スパナマークを撃って防壁を築く。

 
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しばらくするとゾンビのお出ましだ! 防壁にひっかかってこちらに入ってこれないので、すかさず撃って倒していこう。体を撃つとなかなか死なないが、頭を狙うと一発で倒せる。

 
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最初は少なかったゾンビも中盤からは非常に数が多くなってきて、倒すのが追いつかなくなってしまう。ついに防壁が破壊されて侵入を許してしまうと……。間近に迫るゾンビが怖い!!!!

 
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特に急に振り向いてゾンビがいるとパニックになりがちだが、落ち着いて対処すべし。ん? 筆者は全力でパニクってましたが何か?

 
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ゾンビの侵入経路が四方にある防壁からと決まっているので、そこだけに集中してしまいがちだが、歩き回ってエレベーターに乗って上層階に行ってみるのもオススメだ。視界が開けるので、スナイパー銃で攻撃できて楽しい。あとはアドバイスするなら、司令部からの指示はきちんと聞いておくべし。

 
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気分はまさにサバイバル映画の主人公! プレー時間の12分があっという間だった。ゾンビの猛攻があまりに激しいので初回は撃ち落としていくだけで必死だったが、次回があるのなら仲間のピンチに「助けに来たぞ!」と駆けつけるなど、ぜひ「なりきり」プレーをしてみたいところだ。

 
 
率直な感想として、まず自由に動き回れるのが楽しかった。約4.5m四方を歩けるHTC Viveの「ルームスケール」よりもさらに広く、さらにエレベーターで上がって階層を変えることも可能。位置トラッキングもきちんと追従しており、かなりVR酔いしやすい体質の筆者でも酔いナシで気持ちよく体験できた。

 
銃が3種類切り替えられるのも、やり込み要素があって面白い。防壁で足止めを食らっているときは小型自動銃、防壁が突破されてゾンビが侵入してきた際にはショットガンと、シーンに合わせて最適な武器を選んでゾンビをなぎ倒していくのはなかなかのカイカンだ。

 
さらにスコアで競うことも可能だ。今回、一緒に戦ったメンバーでFPS好きな男性は、あえてゾンビを近くによせて、ヘッドショットで倒さず、体に向けてショットガンを打ちまくることでスコアを荒稼ぎして、その日のトップという14万点を叩き出していた。スコアは足元に表示されるほか、予約時に登録したメールアドレスに送られてくるというので、終わった後も分析して楽しめる。

 
4Kg程度のバックパックと、2kg程度の銃を持つということで、女性でも快適にプレーできるかは気になったところだが、一緒に戦ったメンバーの女性は、やはり最後のほうは肩と上腕が疲れてしまっていた。逆にその辺を考慮して、カップルで行くときには男性がカバーしてあげると、彼女の隠しパラメーターがアップするかも!?

 
筆者的に気になったのは、ボイスチャットが若干、遅延することだろうか。あとは不意にゾンビに襲われた際、銃で殴って物理攻撃できなかったのが残念だったが、それ以外は言うことなしで、ゲーム終了後にOSVRを外したときには「ああ、現実世界に戻ってきてしまったのね……」という残念さを覚えるぐらいに満喫していた。

 
ちなみに先の女性は「ゾンビ映画は苦手だったけど、今回体験したことでヘッドショットで倒す楽しさに目覚めてしまった」と語っていた。映画を見た後のように、そうした感想を語り合えるのもZERO LATENCYのいいところだ。ゴーグルをかぶって1人で遊ぶものと思われているフシもあるVRだが、みんなで一緒にプレーすることで、コミュニケーションの楽しさも引き出してくれる

 
ZERO LATENCYの体験には、専用ページでの予約が必須となるので、ぜひ友達や家族でスケジュールを調整して遊びに行ってみるべし。楽しさは保証します!!

 
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この夏、お台場でゾンビと激闘だっ!

 
 
(TEXT by Minoru Hirota

 
 
●関連リンク
東京ジョイポリス
ZERO LATENCY VR特設サイト

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