アイデアクラウド、「防災VR/火災編」に3つの新ラインナップ 本格訓練から子供向けまで
アイデアクラウドは、防災イベントや防災教育などでの使用を想定したVRコンテンツ「防災VR」において、3つの新しいラインナップの提供を開始した。1月に発表した「防災VR / 火災編」の要素を引き継ぎつつ、より本格的なものから子供向けの災害疑似体験まで、ニーズに応じた幅広い用途に対応する。
各ラインナップと特徴は以下の通りで、それぞれ「火災編」からスタートする。また、YouTubeではサンプル動画も公開されているのであわせてチェックしてみてほしい。
●防災VR
本格的な訓練も可能な防災VR。災害に合った時の対処を事前にVR上で訓練が可能なコンテンツ。
「防災VR / 火災編」は消化器による擬似的な消火訓練を、HTC VIVEのリモコンとルームスケールを利用して行う演習・訓練型のVRコンテンツとなっている。「消化器を持つ」「ピンを外す」「バルブを持って消化器を握る」といった一連の動作をVR上で行い、準備などが大変な消火訓練を安価に個別に体験できる。
●防災VR for Instant
60秒で体験できる簡易版「防災VR」。上記の「防災VR」と比べ、比較的簡単でシンプルな体験・訓練が可能なコンテンツとなっている。イベント利用など多くの人に体験してもらう際に最適な内容。
「防災VR for Instant / 火災編」では、ルームスケールに対応したHTC VIVEを利用して、煙が充満した部屋から脱出する体験ができる。前回発表の「防災VR / 火災編」(関連記事)をベースとしており、スタート画面・効果音などを追加したバージョンとなっている。
●防災VR for Kids
子どもでも体験できるように、単眼のVRゴーグルに対応した防災コンテンツ。単眼のVRゴーグルでは現状センサー連動が無いため、ダンボール型の単眼VRゴーグルと組み合わせて体験が可能。
「防災VR for Kids / 火災編」では、通常ではありえない教室内で火に巻き込まれるという体験をVRで行い、火災の怖さを改めて学ぶ啓蒙的なコンテンツとなっている。
今後「防災VR」は、本格的な訓練から子ども向けの災害疑似体験まで、あらゆるニーズに対応したパッケージ製品として「防災VR / 地震編」「防災VR / 津波編」も製作予定だ。また、教育機関において導入しやすくするため、イベントや施設などの導入パッケージのほかに、エデュケーショナルライセンスでの提供も視野に入れて開発していくとのこと。
●関連リンク
・アイデアクラウド 防災VR / 火災編 紹介ページ