「SteamVR for macOS」ベータ版本日より配信開始! macOS 10.11.6以上とVIVEで動作
Valveは6月6日、「SteamVR for macOS」のベータ版の配信を開始した。同日にアップルは開発者イベントWWDCにて、次期macOS「High Sierra」ならびにVR開発サポートを発表している(関連記事)。
SteamVR for macOSはWindows版などと同様、360度ルームスケールを提供する。開発エンジンはUnityやUnreal Engin4に対応。さらに、Mozillaと協力してFirefoxでのWebVRもサポート。macOS環境のWeb開発者はVRを試せるとしている。
SteamVR for macOSの動作には、アップルのグラフィックスAPIであるMetalに対応したGPU、およびmacOS 10.11.6(El Capitan)以上が必要。ベストなのは、アップルデベロッパープログラムのメンバーが本日より入手可能な、Metal2をサポートするmacOS High Sierraの開発者版とのこと。
また対応VRゴーグルはVIVEだが、VIVEのHDMIケーブルをMacに接続するための変換ケーブルも必要となる。
なお、SteamVR for macOSはベータ版となるため、Steamクライアントをインストール後、ベータ版へのアップデートを有効化する必要がある。手順は下記のとおり。
Steamのこちらのページを開き、「Steamをインストール」をクリック。指示に従ってインストールしたら起動し、ログインする。Steamアカウントを所持していない場合は、この段階で作成もできる。
Steamクライアントを起動したら、「ライブラリ」→「ツール」を選択する。
一覧から「SteamVR」を見つけてメニューを開き、「プロパティ」をクリック。
プロパティ画面が開くので「ベータ」タブをクリック。プルダウンメニューから「beta-SteamVR Bata Update」を選択する。
●関連リンク
SteamVR for macOSリリース告知ページ(英語)