「遊び心」で元気をくれるゲーム! 相棒ロボットと宇宙を旅するPS VRアクション「ASTRO BOT」レビュー
毎年コンピューターゲーム、ビデオゲームに関連する様々な展示等が行われる日本最大級のゲームイベント「東京ゲームショウ」。今年は9月20日〜23日に幕張メッセ全館を使用し開催され、国内338社、海外330社からの多様な出展が会場に集った。
「プレイステーション」に関するハードウェアやゲームソフトを開発するソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下SIE)もブース出展しており、今後発売するPlayStatin VRの新作タイトルを試遊できる体験コーナーも展示していた。
そうした中で特に目を引く展示が行われていたのが、PS VR専用タイトル「ASTRO BOT:RESCUE MISSION(アストロ ボット レスキューミッション)」である。
▲『ASTRO BOT』TGS2018トレーラー
本作は、SIE JAPANスタジオの「ASOBI! Team」が開発を担当するVRゲーム。迷子になってしまった仲間の「BOT」たちを助け出すため、主人公のロボット「アストロ」とともに冒険するアクションゲームだ。
筆者は東京ゲームショウの際にSIEブースで本作の試遊を体験しており、製品版をぜひともプレイしてみたかったタイトルである。10月4日に発売日を迎えた本作について、改めてプレイしてみたので、今回その魅力をご紹介したい。
仲間と船のパーツを取り戻しに、いざ宇宙の旅へ
まずタイトルメニューから「新しい冒険を始める」を選ぶと、オープニングがスタートする。
広大な宇宙の中、プレイヤーは「宇宙船アストロ号」と、本作の主人公「アストロ」、その仲間の「BOT」たちと出会うが、そこに当然現れた巨大なエイリアンにより船が破壊され、BOTたちも宇宙の彼方へ散り散りに飛ばされてしまう。
プレイヤーは、アストロと共に星を渡り、仲間たちと、失われた宇宙船のパーツを取り戻していく、というストーリーだ。
▲アストロ号とBOTたち。真ん中にいるのがアストロ。
▲プレイヤーとアストロ号のもとに、やたらと目つきの悪い巨大なエイリアンが現れる。このエイリアンは何を思ったか、突然アストロ号のパーツを剥ぎとろうとする。
▲必死に抵抗するアストロ号だが……
▲抵抗むなしく、パーツは敵に奪われてしまう。
▲さらにエイリアンのUFOによってアストロ号は破壊され、パーツが散り散りに、仲間たちも宇宙の彼方へ飛ばされ、残ったのはアストロと、傷ついた宇宙船だけになってしまう。
▲プレイヤーのコントローラーの中に納まったアストロは、しょんぼりと肩を落とす……。
▲しかし、しばらくして立ち直ったアストロは、仲間たちと船のパーツを取り戻すことを決意する。
幸いアストロ号の最低限の機能は残っているようで、パーツや仲間たちが飛んで行った星をサーチしてくれた。まずはそこに向かっていくこととなる。こうしてプレイヤーとアストロの宇宙を巡る冒険が幕を開けるのであった。
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