FOVE、総額12.3億円の資金調達 Colopl VR Fundがリードインベスター
FOVRは23日、Colopl VR Fundをリードインベスターとし、Hon Haiベンチャーキャピタルファンド「2020」、Samsung Venture Investmentを割当先とした1100万ドル(約12.3億円)の第三種割当増資が決定したことを発表した。
FOVEは、視線追跡が可能なVRゴーグルを開発しているベンチャー企業。Colopl VR Fundは、コロプラとその子会社のコロプラネクストが設立した総額5000万ドルのVR専門ファンドだ(ニュース記事)。
今回の増資では、2016年秋の製品発売に向けた量産の加速、中長期的なR&D体制の強化、視線追跡機能を活用したVRコンテンツ拡充のための業務的なサポートを視野に入れている。また、FOVEは2月、テクノブラッドが展開するネットカフェに同社のVRゴーグルを提供するという発表をしていた(ニュース記事)。このプラットフォームの構築や、FOVE対応コンテンツデベロッパーへの投資、コロプラ制作VRコンテンツの視線追跡対応などで、コロプラとの協力体制を進めていく。
FOVEのCEO/共同創業者である小島由香氏はニュースリリースにて、「一歩先のVR体験を目指す上で、コロプラ、Hon Hai、Samsungといった、これからのVR業界を支える強力な会社にご支援頂けることを非常に嬉しく思います。視線追跡技術によって、今後増えていくVRユーザー様の体験がより快適で、より感動的なものになるよう、チーム一同一層精進致します」と語っている。