ナーブとリコーが提携 新サービス「RICOH360 – VR Presenter」提供へ
ナーブとリコーは、業務提携を発表した。リコーが提供する高精度360度のバーチャル内覧サービス「THETA 360.biz」を、ナーブオリジナルVR端末「CREWL(クルール)」で閲覧可能となる新サービス「RICOH360 – VR Presenter」を6月12日より提供開始する。
ナーブは、これまでに全天球カメラ「RICOH THETA」を使ったVRサービスを提供しており、同社調べによると、ビジネスや生活で活用する「ライフスタイルVR」における利用No.1シェアを誇っている。今回発表した業務提携により、リコーがナーブのVR技術を活用できるようになり、今後、相互で協力し技術を高め合いながら、より良いサービスを開発・提供していく。
▲デジタルサイネージにもなるVRゴーグル「CREWL」
「RICOH360 – VR Presenter」では、例えば店舗に訪れた顧客が「CREWL」でVRを体感している映像を、営業担当者のPCに共有することによって、営業担当者が画面を見ながらきめ細かな接客を行うことが可能となる。また、営業側でコントロールもできるため、室内の詳細な説明なども可能だ。
特に旅行代理店の場合、旅行検討者に対し、旅先の提案の際に店舗でVR体験してもらいながら同時に接客をすることで、成約率の向上や旅行者の旅先での満足度向上に貢献するという。
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「RICOH360 – VR Presenter」のサービス利用料金は月額2万円/台(税抜)となる。
(TEXT by 津久井箇人 a.k.a. そそそ)
●関連リンク
・ナーブ ウェブサイト
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