大空の広がりがヤバい! ドラゴンに乗れるOculusゲームを体験してきた【デジゲー博レポ・1】
現状、国内外においてVRヘッドマウントディスプレーの「Oculus Rift」を強力に支えているのは、間違いなくインディーズのソフト開発者です。
その勢いは顕著で、11月16日に東京・秋葉原のUDXにて開催された「デジゲー博2014」においても、多数のOculus Riftアプリが出展していました。筆者が確認した限りのVR・AR展示を体感してきたので、今回から3回にわたって写真を中心にレポートしていきます!
Oculus Rift系の展示で一番目立っていたのが、野生の男さんのサークル「Hydrangea」(ハイドレンジャー)が出展していたドラゴンに乗るゲームの試作品。乗馬レースゲーム「Hashilus」で有名な、健康器具の「ジョーバ」をハックした周辺機器を使うコンテンツになります。
Oculus Riftをかぶってジョーバに乗ると、そこは大空を飛んでいるドラゴンの背中。ゲームが始まると、力強い羽ばたきに合わせてジョーバが前後に動くので、本当に乗っているような気分を味わえます。大型ハードを使った展示が珍しいこともあって、あまりの人気に行列がずっと絶えず、1時間待ちがざらだったようです。
料金は1回100円でした。ゲームセンターの大型筐体ゲームを考えると激安ですね。
ゲーム中ではWiiリモコンを使い、引き金を引いて迫ってくる風船(?)をどんどん撃ち落していけます。撃ったときに反動が手にくるのがリアル。
結構揺れるので、左手はちゃんとジョーバをつかんでないと危ない!! VRコンテンツでは酔いに直結しやすい画面の縦揺れもガンガン起こりますが、実際にジョーバが動いて、バーチャルとリアルの動きが一致してくれるのであまり酔いませんでした。
筆者も体験してみましたが、ドラゴンの背中に乗ってるだけで楽しいです。左右を見ると、羽ばたく翼が! そして音がぶおォンぶおォンっていってる! やばい!
あまり見た人はいないと思うんですが、後ろにもちゃんと尻尾があってなびいてます。
空テクスチャ(スカイボックス)がめちゃくちゃ美しくて、ずっと飛んでいたい気分になります。例えるなら、窓のない飛行機で上空1万メートルを突き進んでいる感覚でしょうか。
筆者が常々感じていたのは、バーチャルリアリティと宇宙は相性がいいということ。無限に広がる奥行き感がある場所は、「ここではないどこか」に来た感じを煽ってくれて、バーチャルリアリティのスゴさを実感させてくれます。今回、ドラゴンに乗ってみて、さらに空というのもインパクトを出せるシーンだと実感しました。
ちなみにデジゲー博は、同人&インディーゲームのオンリーイベントです。2回目となる今回は160ほどのサークルが参加し、数百人が来場して終始通路を歩くのも大変なぐらいに会場は大混雑。東方ProjectのZUNさんが出展した「弾幕アマノジャク ゴールドラッシュ」を始め、スコアアタックを各所で実施していて、大いに盛り上がっていました。
(続きはその2で)
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