積木製作と昭和電業社、「感電」を体験できるVRトレーニングを開発
積木製作と昭和電業社は、VRと感電デバイスを組み合わせた「感電体験」VRコンテンツを共同開発したことを発表。積木製作が制作販売する「安全体感VRトレーニング」の新シリーズ「安全体感装置シリーズ」の第1弾「盤内配線作業中の感電」としてリリースされる。
本コンテンツは、昭和電業社が提供する感電デバイスによる安全教育に、積木製作のVR技術を組み合わせて制作された。これまでのヘッドマウントディスプレイだけでは実現できなかった「感電」による痛みを再現することで、事故の危険性を実感できる効果的な体験教育が可能になった。
▲「盤内配線作業中の感電」の画面。
●安全な感電デバイス
手軽で安全に感電体験ができる昭和電業社「KENTAC4250」と、専用アタッチメントを取り付けたVRコントローラー(HTC Vive)をPC経由で接続。コンテンツを体験していてミスをしたら、アタッチメントに電流(1.0~3.0mA)、周波数(50/60Hz)、出力時間(0.1~1.0秒)を切り替えて流すことができる仕組みだ。「KENTAC4250」には人体保護抵抗、緊急遮断回路が搭載され、流れる電流は商用電流とは絶縁される安全設計となっている。
▲専用アタッチメント(画像左)と感電体験装置(画像右)。
●安全体感VRトレーニングシリーズ
「現場の命を守る」をコンセプトに積木製作がオリジナルコンテンツとして販売展開しているVRを使った安全教育プログラム。これまでに、高所作業などでの労働災害を体験するVRコンテンツや、JR東日本の線路工事スタッフ向けのVRコンテンツ、建設現場の危険を体験するVRコンテンツなどの販売、開発実績がある。
(Text by TKG)
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