バーチャルキャスト、ギフティング機能「Vギフト」を8/1より追加 洗濯機や鮭をVTuberに贈ろう
ドワンゴは27日、VRライブコミュニケーションサービス「バーチャルキャスト」を8月1日にバージョンアップし、5月に予告していたギフティング機能「Vギフト」を追加すると発表した。
バーチャルキャスト自体は、ユーザーがVRゴーグルを装着し、コントローラーを持ってアバターを操作することで、バーチャルYouTuber(VTbuer)として配信できるようになるPC向けソフト。ニコニコ生放送のほか、YouTube Liveやツイキャス、Twitch、OPENREC.tvに向けて配信できる(詳細はこちら)。
視聴者がniconicoの有料ポイント「ニコニコポイント」を使って3Dアイテムを購入して配信者に贈ると、バーチャルキャストの空間内に出現し、放送にネタを提供して盛り上げられる。
また送られたギフトは、niconicoへの投稿作品の人気度合いによって奨励金が分配される「クリエイター奨励プログラム」のスコアとして追加されて、配信者が現金やニコニコポイントへの変換が可能だ。
リリース時のギフトは12種類。安価なアイテムは、108ポイントの「テレビちゃんぬいぐるみ」や「ちくわ」、「鮭」など。逆に高価なのはくす玉で5万4000ポイントとなっている。ニコニコポイントは、500ポイント500円から購入できる。またサービスに登録したり買い物をすることで無料で入手することも可能だ。
3Dギフトを贈ると、バーチャル空間に降ってきたり、配信者に向かって飛んできたりする。配信者がつかんで振ったり投げたりといったアクションも可能だ。
動画だとこんな感じ pic.twitter.com/GwpBvsIhk3
— PANORA (@panoravr) 2018年7月27日
バーチャルギャルのギフティング機能「Vギフト」の動作はこんな感じでした。ちくわやテレビちゃんなぬいぐるみは正面から配信者に飛んでいく、鮭や洗濯機は上から落ちてくる、花輪やくす玉はメッセージを打ち込んで送れる感じでした pic.twitter.com/4dZNlcTZs5
— PANORA (@panoravr) 2018年7月27日
Vギフトを使うためには、8月1日よりスタートするニコニコ生放送の「実験番組」として放送する必要がある。視聴者側はPCのウェブブラウザー、iOSのブラウザー、実験放送用のAndroidアプリを使って見る。
本日20時よりギフト機能の実験放送を配信予定。なお、この放送で集まったポイントは、西日本災害支援にあてるとのこと。
バーチャルキャストを使わない通常のニコニコ生放送でも、実験放送を行うことで配信者にアイテムを遅贈れる「ギフト」機能を8月上旬からスタート予定とのこと。配信者が3Dギフトを操作できるVR向けのギフティングサービスとしては、「東雲めぐ」ちゃんなどがSHOWROOMで活用している「AniCast」のユーザーギフティング機能が先行していたが、同様の機能がほかのVTuber配信プラットフォームでも盛り上がっていきそうだ。
●関連リンク
・バーチャルキャスト
・ニコニコ生放送
・ニコニコポイント