どういうことなの・・・ 「HoloLens」のJAL訓練や「VR ZONE」など超会議のVRが本気だ!
ええーーーー!!! マイクロソフトのARゴーグル「HoloLens」といえば、海外展示会でも出展自体がなかなかレアで、国内ではメディアでもほとんど体験できないものなのですよ! そんなHoloLensが、今月29、30日に開催されるniconicoの祭典「ニコニコ超会議 2016」にてデモされるという一報を聞いて、筆者(広田)は仰天しました。
情報が明らかになったのは、20日にドワンゴが開いた超会議の最終発表会で、展示は日本航空(JAL)の「超・ネ申ヒコーキ」ブースになる。なぜJALが展示するのかというと、18日に発表したように乗務員や整備士の訓練ツールとしてHoloLensを活用していくからだ。発表会では、実際にステージ上で装着して動作させるところまでお披露目していた。
「超ネ申ヒコーキ」ブースは、ホール4の65番に位置する。JAL自体は昨年に続いて超会議は2回目の出展だ。
niconico運営の伴さんがHoloLensをはめて体験。うらやましい!!
ARなので目の前のリアル風景とCGが合成される。中空に浮かぶアイコンを手で選択すると……。
飛行機のコックピットに早変わり!
スタートメニューを押して……。
計器類を操作して操縦をシミュレートしてくれる。伴さんは「自分の手が見えるので、どこを操作しているのかがわかりやすい」と感想を語っていた。
HoloLensは、この超会議が一般に向けての日本初お披露目となる。整理券配布予定とのことなので、VRクラスタな諸兄はわすれずにゲットしておくべし。マストだ!
「超VRアトラクションズ」にVR ZONEが参戦
しかもサプライズはHoloLensだけでなかった。最新VRコンテンツがそろうという「超VRアトラクションズ」では、つい先日、15日にお台場にオープンしたばかりの「VR ZONE Project i Can」(インタビュー記事)から、ホラーの「脱出病棟Ω」、巨大ロボ体験の「アーガイルシフト」、JR山手線の運転士になれる「トレインマイスター」の3タイトルが出展される。
さらに「乖離性ミリオンアーサーVR」や「マブラブVR」、スマホ向けVRゴーグルの「Merge VR」、「PARANORMAL ACTIVITY」も出るとか。要するに、最近話題になったVRコンテンツをこれでもかと詰め込んだラインアップじゃないか!!!
超VRアトラクションズは、ホール9、10の間あたり。
VR ZONEのうち特に「脱出病棟Ω」は、めちゃくちゃ怖いですが、これでもかというぐらいに怖がらせてくるやりすぎ(!?)な演出がスゴいので、ぜひ体験してください。
「乖離性ミリオンアーサーVR」と「マブラブVR」という豪華すぎる組み合わせ。
実は「PARANORMAL ACTIVITY」未体験の筆者。ぜひやってみたい。
インディーズエリアは全25コンテンツで、今回初公開のものもあるとか。VRFes(旧OcuFes)常連組も多いが、さりげなく失禁体験の「ユリアラビリンス」が混ざってたりするのが油断ならない。
音に合わせて唐揚げをキャッチする「スーパーからあげキャッチ」は、ぜひ体験していただきたい。実はPANORAと日本唐揚げ協会がコラボして、VR開発者の方々に参加していただいた「謝肉祭」きっかけで生まれたコンテンツなのですよ(関連記事)。
というわけで、「GWだからなぁ……」と敬遠していたVRファンの方々も、ぜひ超会議に来て最新のVR・ARコンテンツを存分に味わいましょう。チケットは、前売りの1日券で1500円、2日通し券で2500円。当日券は、1日券のみで2000円となっております。
(Text by Minoru Hirota)
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