VRoid×SHOWROOMで新たなバーチャルタレントを創出 「AVATAR2.0」プロジェクト開始
TWIN PLANET、ピクシブ、SHOWROOMの3社は共同で、3Dモデルキャラクターメイカー「VRoid Studio」と連携し、人気イラストレーターとライブ配信者・声優を掛け合わせた新しいバーチャルタレントを輩出するプロジェクト「AVATAR2.0」を開始する。
「AVATAR2.0」は、ピクシブが7月にリリースした人型アバター(キャラクター)の3Dモデルを簡単に作成できるキャラクターメイカー「VRoid Studio」初のコラボレーション事業として、TWIN PLANET、ピクシブ、SHOWROOMの3社共同で、バーチャルタレントのデザイン、ライブ配信者・声優の育成、公開配信まで一貫しておこなうプロジェクトだ。3社が持つ強みを掛け合わせ新IPを創出する。
▲VRoid Studio
TWIN PLANETは、これまでSHOWROOM上で数々の人気配信者を発掘・育成してきた実績を活かし、ライブ配信者・声優のマネージメントを担当。ピクシブは、イラストレーターと共に「VRoid Studio」でこれまで平面上にしか表現されていなかったキャラクターを3D空間上で立体化する。新たに生み出された3DキャラクターたちはSHOWROOMの新アプリ「SHOWROOM V(※)」で仮想ライブ空間「SHOWROOM」にアップロードし、バーチャルSHOWROOMERとして配信していく。
(※近日配信を予定している手軽にバーチャルタレントとしてSHOWROOMでの配信が行えるiPhone向けアプリ。初期リリースではVRM形式に対応し、VRM形式のファイルを読み込んで利用可能。Androidアプリも年内リリース予定となっている)
本プロジェクトによって、従来3Dキャラクターを1体製作・運営するためにかかっていた年間数百万~数千万円のコストが大幅に軽減され、3Dキャラクターを誰でも気軽に創作・配信することが可能となる。
「AVATAR2.0」では、イラストレーターとライブ配信者・声優が共にバーチャルタレントを生み出す機会を提供することで、これまで1人のクリエイターの力での実現が難しかったバーチャルタレントの創作を、より手軽に楽しめるものに変えていくことを目指す。また、今回の取り組みを通じて「VRoid Studio」で3Dコンテンツを創る面白さや可能性を多くのクリエイターに届けることで、これまでにない魅力的な作品が新たに生み出されることに期待しているとしている。
(TEXT by 津久井箇人 a.k.a. そそそ)
●関連リンク
・VRoid Studio 公式サイト
・TWIN PLANET ウェブサイト
・ピクシブ ウェブサイト
・SHOWROOM ウェブサイト